過去ログ - ちなつ「この交差点の向こうに君がいるとしたら」
1- 20
24: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/12/26(金) 18:10:17.28 ID:yW0akes/0
結衣「おまたせ、ちなつちゃん」


土曜日の朝、結衣先輩は時間ちょうどに待ち合わせ場所に現れた。
私は携帯をポケットにしまって、結衣先輩に駆け寄った。
睡眠もばっちり、お洒落もカンペキ。きっと結衣先輩も可愛いと思ってくれるはず!


ちなつ「いえ、私も今来たところですぅ!」

結衣「ちなつちゃん、服可愛いね」

ちなつ「そ、そうですか?」

結衣「うん、似合ってるよ」

ちなつ「えへへ」


ちょっと得意になって、結衣先輩に見つめられる中、くるんと一回転する。
結衣先輩とのデートの日を夢見て買ったワンピースのスカートが、ひらひらと揺れた。


結衣「じゃあ、行こうか」


そういって、結衣先輩は不意に私の手を取った。
そのさりげない仕草に、私の胸は急に高鳴り始める。
改札までのほんの10メートルくらいの距離が、まるで永遠に続くように感じた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
59Res/35.72 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice