過去ログ - ちなつ「この交差点の向こうに君がいるとしたら」
1- 20
41: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/12/26(金) 19:48:04.93 ID:yW0akes/0
トイレから戻る途中、向こうに人影が見えた。
さらり、と長い金髪が揺れる。京子先輩だ。


ちなつ「京子先輩もトイレですか?」
以下略



42: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/12/26(金) 19:50:29.13 ID:yW0akes/0
京子先輩の鋭い視線に、一瞬びくりとしてしまう。
確かに結衣先輩と喋りづらい気はしていたけれど、何で、だなんて……
ちょっとムッとして言い返す。


以下略



43: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/12/26(金) 19:52:06.67 ID:yW0akes/0
京子「……ちなつちゃん」

京子「ちなつちゃんはさ、結衣のことが好き?」

ちなつ「……当たり前です」
以下略



44: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/12/26(金) 19:53:05.82 ID:yW0akes/0
ちなつ「京子先輩は……京子先輩は、恋、したことあるんですか?」

京子「……ちなつちゃんは?」

ちなつ「……どういうことですか」
以下略



45: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/12/26(金) 19:58:34.74 ID:yW0akes/0
京子「私は私の好きなようにするから」

ちなつ「いつもの京子先輩じゃないですか」

京子「だから、ちなつちゃんも自分の望み通りに行動してほしい」
以下略



46: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/12/26(金) 21:17:31.73 ID:yW0akes/0
それから、ごらく部にいる間もずっと京子先輩に言われたことの意味を考えていた。
部活が終わって、家に帰って服を着替えていると、カレンダーが目に留まった。


ちなつ「あ……」
以下略



47: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/12/26(金) 21:34:46.81 ID:yW0akes/0
結論が出ないまま、携帯を手にした。ほとんど無意識に電話を掛ける。


あかり「ちなつちゃん?」

以下略



48: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/12/26(金) 21:45:23.61 ID:yW0akes/0
ちなつ「……ねえ、あかりちゃん」

ちなつ「恋ってなんだと思う?」


以下略



49: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/12/26(金) 21:51:49.59 ID:yW0akes/0
あかり「でも、きっと幸せなものなんじゃないかなぁ」

ちなつ「幸せ、かぁ」

あかり「ちなつちゃんは、今、幸せ?」
以下略



50: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/12/26(金) 21:59:36.65 ID:yW0akes/0
あかり「あかりね、なんだかちなつちゃん、無理してるみたいに見えるんだ」

ちなつ「無理?」

あかり「うん。だからね、ちなつちゃんには自分に素直になってほしいんだ」
以下略



51: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/12/26(金) 22:02:11.81 ID:yW0akes/0
ちなつ「私が好きだったのは、本当の結衣先輩じゃなかったのかな」

ちなつ「うん、多分そういうことなんだよね……」

ちなつ「なんか、あかりちゃんと話して、ちょっとスッキリしたかも」
以下略



59Res/35.72 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice