過去ログ - 【ダンロン無印】??「コロシアイ学園生活?」【版権ロンパ】
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904: ◆LC65JDftz2[saga]
2015/02/24(火) 00:16:08.40 ID:tMfJGBDp0
志熊「そんなことないんですよ…。理科は…皆とは違いましたから…」

志熊「理科は小さいころから周りのみんなとは違いました。」

志熊「自分で言うのもなんですけど、理科って本当に天才なんですよ。」

志熊「誰よりも賢くて、誰にもできないことが理科にはできた。色んな人に褒められた。それが理科はうれしかったんです。」

志熊「でも、その時はまだ知らなかったんです。特異な人間に対する周囲の目ってやつを…」

栗見「何があったんだ?」

志熊「理科の天才性が周りの人の心を蝕んだんですよ。」

志熊「他の子たちとは感性が合わず孤立、昔は私をほめていた両親でさえもいつからか私を気味悪がるようになりました。」

志熊「それでも最初は親に気に入られようと頑張ったんですよ?率先して家の手伝いをしてみたり…、でも気が利きすぎて逆効果でした。『心を読まれてるような気がする』とか言ってましたっけ。」

志熊「そこからですね。理科の相手をしてくれるのは理科の発明を必要とする大人だけになりました。」

志熊「前になぜ科学者になったのかってお話をしましたよね?」

栗見「あぁ…」

志熊「才能って怖いんですよ…。理科は才能があったってだけで大切なものが何も手に入らなかったんですから…。」

志熊「理科には凡人の気持ちに寄り添う才能がないんです…。はは…天才が聞いてあきれますよね…。」

栗見「…」

志熊「でも、そこでこの学園からの入学通知が届いたんです。」

志熊「理科は二つ返事でOKしましたよ。何故だかわかりますよね?」

栗見「この学園が才能を持った奴らばかりが集まる希望の学園だから…だろ?」

志熊「正解です。ここなら理科に共感できる人もいるかもしれない、そう思ったんです。」

志熊「でもこんなことになってしまって…」

志熊「ふぅ…こんなところですかね。」

志熊「ありがとうございました。ちょっとスッキリしました!」

栗見「最後に一つだけ聞いてもいいか?…なんでわざわざ俺に話したんだ?」

志熊「…さぁ、何でですかね?分かりません!」

志熊「不良なんて、本当は嫌いなはずなんですけどね。それでは!おやすみなさい!」

そう言って理科は去って行った。

【2章において理科が確定シロになりました】


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