過去ログ - 少年「そんな『憎悪』が、あってたまるか」
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28: ◆BEcuACNawuaE[saga]
2014/12/27(土) 00:52:38.06 ID:YBOMP4fI0
「う……ぐぅ……」

それを理解した瞬間、自然と涙が流れた。
どうしてこんなことになったのだろう。なぜこんな目に遭うのだろう。

どうしてここまで、僕の希望を奪うのだろう。

「まあそういうことだ□□。お前は何をしても俺には勝てない。
 お前の命は、こうして踏みにじられるためにある。
 理解したか? ちゃんと自分が底辺だということを自覚しないとダメだぞ?」

何をしても彼には勝てない?
踏まれているせいか火傷が疼き、今も背中が燃えているように感じる。
僕はこの火傷のせいで、彼の行いを忘れることが出来ない。
前に進むことが出来ない。
前に進むためには――

一矢報いるしかない!

「ぐあっ!?」

武器が一つだけだと思ったのが彼の油断だ。
僕は素早くポケットからナイフを取り出すと、
強引に起きあがって彼の右膝を刺した。
あまり大きなナイフではないので、大した傷ではないようだが、
それでも彼に一矢報いた。



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