過去ログ - キョン「お前、ハルヒにじゃんけんで勝てるか?」
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15: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/12/27(土) 00:07:31.08 ID:tEcKC4fjo
キョン「……負けた」

古泉「どうやら本当に何かを賭けると弱いようですね。ストレート負けとは」

キョン「さっきの長門戦がフラッシュバックした。『最初は』と言ってる段階で負けるビジョンが見えちまった」
以下略



16: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/12/27(土) 00:08:34.71 ID:tEcKC4fjo
古泉「……」

キョン「……勝つっていうのは一体どういうことなんだろうな」

    「そもそも争いってやつはは不毛なことだし、これでいいんだ。これで」
以下略



17: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/12/27(土) 00:09:37.24 ID:tEcKC4fjo
キョン「じゃんけんってやつはどうやれば勝てるんだ?」

古泉「振り出しに戻ってきていますよね?」

キョン「精神的な補強というのは間違ってないと思うんだ。なんせ、負けるビジョンが見えたときは確実に負けている」
以下略



18: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/12/27(土) 00:10:55.83 ID:tEcKC4fjo
古泉「涼宮さんは普段傍若無人に振舞っていますが、中身は歳相応の繊細な高校生です」

   「精神的な揺さぶりに弱いことはあなたもご存知でしょう?」

キョン「お前、繊細って言葉の意味を間違えてないか……? 俺にはそうは思えんが……」
以下略



19: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/12/27(土) 00:11:39.18 ID:tEcKC4fjo
古泉「僕は声を出さずにやってみますので、あなたは力の限り叫んで臨んでください」

キョン「端から見てると俺だけ馬鹿みたいじゃねえか……」

古泉「涼宮さんに勝つためですよ」
以下略



20: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/12/27(土) 00:12:27.16 ID:tEcKC4fjo
キョン「大声を出すと勝率が若干上がったような気もするな」

古泉「極わずかですが、勢いとイメージは大事なようですね」

キョン「それだけわかっただけでも収穫といえるだろう。なんせ相手はハルヒだ」
以下略



21: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/12/27(土) 00:13:32.12 ID:tEcKC4fjo
キョン「どうやってだよ」

古泉「涼宮さんが乗りたくなるような勝負を演出すればいいのです」

   「例えばあなたが負けた場合、涼宮さんの犬になるとか……」
以下略



22: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/12/27(土) 00:14:22.53 ID:tEcKC4fjo
キョン「ハルヒは裏を読むことは少ないだろうからな……。罠にかけることは容易いかもしれん」

古泉「そうでしょう。涼宮さんが降りられない勝負を設定するのですよ」

キョン「じゃあお前もハルヒが乗ってくるような魅力的なチップを考えろよ、真面目にな」
以下略



23: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/12/27(土) 00:15:17.44 ID:tEcKC4fjo
キョン「ハルヒは勉強が出来、運動神経もいい、容姿端麗、団員以外に対しては割と一般常識も持ち合わせている」

    「性格は破綻気味だが、それを補ってあまりあるスペックだ」

    「それに比べ、俺は総じて十人並みだ。何事においてもハルヒに勝てるチャンスなど恐らくない」
以下略



24:名無しNIPPER[sage]
2014/12/27(土) 00:15:42.60 ID:k88yJfOmo
じゃんけんって深いんだな


25: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/12/27(土) 00:15:51.51 ID:tEcKC4fjo
キョン「話が逸れたな。結局のところ問題は何を賭けるかってことだな」

古泉「涼宮さんに有利と見せかけて勝負に乗らせ、実は不利な案件というのが望ましいですね」

キョン「そんな都合のいいものあるか?」
以下略



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