1:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 00:57:23.18 ID:N5KYgstI0
エロあり、実母モノです。
〜幼馴染の部屋〜
幼馴染「で、何よ話って?」
ぼく「…………」キョロキョロ
ぼく「……そ、そういえば、幼馴染の部屋に上がるのって久しぶりだね」
ぼく「昔は毎日遊びに来てたけど、最近は――」
幼馴染「前置きはいいから」
幼馴染「さっさと本題に入りなさい」
ぼく「…………」
幼馴染「それともあんた、思い出話がしたくてわざわざ、同級生女子の家に上がり込んだの?」
ぼく「……違うけど」
幼馴染「じゃあ何の為よ?」
ぼく「……幼馴染に相談があったから」
幼馴染「じゃあそれをしなさい。私も暇じゃないのよ」
ぼく「……分かった」
ぼく「あのね」
ぼく「最近、あんまり勉強に集中できないんだ」
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2:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 00:58:13.22 ID:N5KYgstI0
幼馴染「……ふむ」
ぼく「授業が頭に入ってこなくて……この間の中間試験も」
幼馴染「知ってるわ。滅茶苦茶悪かったわねあんた」
3:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 00:58:49.77 ID:N5KYgstI0
幼馴染「ま、私だって暇じゃないけど」
幼馴染「一応0歳から腐れ縁なあんたの頼みだし」
幼馴染「ちょっとくらいなら勉強見てあげても――」
4:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 00:59:22.03 ID:N5KYgstI0
ぼく「実はね」
ぼく「最近、悩んでいることがあって」
ぼく「そのせいで、勉強にも身が入らないっていうか」
5:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:00:44.70 ID:N5KYgstI0
ぼく「……ふぅ」
ぼく「…………」
ぼく「……僕が今、悩んでいることは」
6:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:01:35.49 ID:N5KYgstI0
〜回想・スーパー〜
幼馴染「あーもう、お遣いめんどくさいわね」
幼馴染「残りは牛肉と卵と……」
7:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:02:19.34 ID:N5KYgstI0
お母さん「……そういえば、なんだけど」
お母さん「あの子、学校では上手くやれてる?」
幼馴染「……? う、うんまあ、割と」
8:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:02:58.37 ID:N5KYgstI0
幼馴染「……正直、あのロリ顔で38歳は詐欺よね」
幼馴染「おっぱいも凄いし……あれ何カップあるの?」
ぼく「えっ……?」
9:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:03:43.46 ID:N5KYgstI0
ぼく「ぼくのお父さんが海外で働いてることは、幼馴染も知ってるよね?」
幼馴染「う、うん……サウジアラビアだっけ?」
ぼく「そう……一年に一回帰ってくればいい方だから、ぼくとお母さんはほとんど二人暮らしみたいなものなんだ」
10:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:04:28.47 ID:N5KYgstI0
幼馴染「でも、今はそうじゃないのね」
ぼく「うん、流石に」
ぼく「……でも、これは幼馴染なら分かってくれることだと思うけど」
11:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:05:24.55 ID:N5KYgstI0
幼馴染「……そう?」
幼馴染「それあんたが、他の男子からマザコンって馬鹿にされるのが嫌なだけじゃないの?」
ぼく「そ、それは違うよ!」
12:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:06:13.13 ID:N5KYgstI0
幼馴染「……じゃああんたが、おばさんを無視してるっていうのも」
幼馴染「いわゆる思春期にありがちな――」
ぼく「――反抗期ってほどのものじゃないよ」
13:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:06:54.92 ID:N5KYgstI0
幼馴染「……確かに、おばさんはちょっと寂しそうだったけどさ」
幼馴染「それも仕方ないんじゃないの? あんたが言ったように、いつまでもベタベタしてるわけにもいかないんだし」
幼馴染「あんたの場合、むしろそのくらい極端にやらないと、親離れなんて出来ないわよ」
14:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:07:51.68 ID:N5KYgstI0
幼馴染「だからね、多少の荒療治が必要なの」
幼馴染「今は最悪無視してもいい……それでいつか親離れが出来たなって感じたときに、ちゃんと謝りなさい」
幼馴染(本当は口で言うのがいいんだろうけど……それは中々出来ないだろうしね)
15:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:08:28.04 ID:N5KYgstI0
ぼく「……それでね」
ぼく「…………」
幼馴染「……? どうしたの?」
16:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:09:01.90 ID:N5KYgstI0
ぼく「寝ても覚めても、お母さんの顔が浮かんできてさ」
ぼく「おかげで勉強に集中出来ないし」
ぼく「ご飯も喉を――」
17:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:09:53.32 ID:N5KYgstI0
ぼく「自分で言うのもなんだけど、小学校の頃のぼくはお母さんにべったりだった」
ぼく「よく家事の手伝いとかもしてたし……学校のことも、毎日母さんに話してた」
ぼく「だから急に、お母さんを遠ざけてしまうと」
18:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:10:53.15 ID:N5KYgstI0
幼馴染「……それはつまり、おばさんへの愛情があるってことでしょう?」
幼馴染「あなたが大人になってから、その愛情をおばさんに注げばいいのよ」
幼馴染「甘えたいって衝動は、今だけよ」
19:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:11:54.21 ID:N5KYgstI0
ぼく「……切なく、なってくるんだ」
幼馴染「……」
幼馴染「……」ダキツキ
20:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:12:47.66 ID:N5KYgstI0
幼馴染「……そうね」
幼馴染「こういうのは、どうかしら?」
幼馴染「甘え納め」
21:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:13:21.61 ID:N5KYgstI0
幼馴染「ま、後はあんたの自由よ」
幼馴染「私はここで、あんたから聞いた話は綺麗さっぱり忘れるからさ」
ぼく「……幼馴染」
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