10:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:04:28.47 ID:N5KYgstI0
幼馴染「でも、今はそうじゃないのね」
ぼく「うん、流石に」
ぼく「……でも、これは幼馴染なら分かってくれることだと思うけど」
11:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:05:24.55 ID:N5KYgstI0
幼馴染「……そう?」
幼馴染「それあんたが、他の男子からマザコンって馬鹿にされるのが嫌なだけじゃないの?」
ぼく「そ、それは違うよ!」
12:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:06:13.13 ID:N5KYgstI0
幼馴染「……じゃああんたが、おばさんを無視してるっていうのも」
幼馴染「いわゆる思春期にありがちな――」
ぼく「――反抗期ってほどのものじゃないよ」
13:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:06:54.92 ID:N5KYgstI0
幼馴染「……確かに、おばさんはちょっと寂しそうだったけどさ」
幼馴染「それも仕方ないんじゃないの? あんたが言ったように、いつまでもベタベタしてるわけにもいかないんだし」
幼馴染「あんたの場合、むしろそのくらい極端にやらないと、親離れなんて出来ないわよ」
14:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:07:51.68 ID:N5KYgstI0
幼馴染「だからね、多少の荒療治が必要なの」
幼馴染「今は最悪無視してもいい……それでいつか親離れが出来たなって感じたときに、ちゃんと謝りなさい」
幼馴染(本当は口で言うのがいいんだろうけど……それは中々出来ないだろうしね)
15:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:08:28.04 ID:N5KYgstI0
ぼく「……それでね」
ぼく「…………」
幼馴染「……? どうしたの?」
16:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:09:01.90 ID:N5KYgstI0
ぼく「寝ても覚めても、お母さんの顔が浮かんできてさ」
ぼく「おかげで勉強に集中出来ないし」
ぼく「ご飯も喉を――」
17:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:09:53.32 ID:N5KYgstI0
ぼく「自分で言うのもなんだけど、小学校の頃のぼくはお母さんにべったりだった」
ぼく「よく家事の手伝いとかもしてたし……学校のことも、毎日母さんに話してた」
ぼく「だから急に、お母さんを遠ざけてしまうと」
18:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:10:53.15 ID:N5KYgstI0
幼馴染「……それはつまり、おばさんへの愛情があるってことでしょう?」
幼馴染「あなたが大人になってから、その愛情をおばさんに注げばいいのよ」
幼馴染「甘えたいって衝動は、今だけよ」
19:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:11:54.21 ID:N5KYgstI0
ぼく「……切なく、なってくるんだ」
幼馴染「……」
幼馴染「……」ダキツキ
20:名無しNIPPER
2014/12/27(土) 01:12:47.66 ID:N5KYgstI0
幼馴染「……そうね」
幼馴染「こういうのは、どうかしら?」
幼馴染「甘え納め」
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