73:名無しNIPPER[sage]
2014/12/28(日) 21:02:27.11 ID:3SnfLv030
見てますよ〜
74:名無しNIPPER[saga]
2014/12/28(日) 21:04:15.21 ID:y3UYyoTy0
大和「そこまで大きくもない部隊だったので、みんな仲が良かったんです」
大和「私は一番の新人でしたから、特にかわいがってもらえて」
大和「それでいて、訓練になるとみな真剣な目になって」
75:名無しNIPPER[saga]
2014/12/28(日) 21:10:47.54 ID:y3UYyoTy0
大和「…配属されて1年後のことです」
大和「今から、17年前」
大和「…ご存知、ですよね?」
76:名無しNIPPER[saga]
2014/12/28(日) 21:11:34.28 ID:y3UYyoTy0
大和「…深海棲艦、首都襲撃事件」
77:名無しNIPPER[saga]
2014/12/28(日) 21:16:04.52 ID:y3UYyoTy0
大和「私たちの部隊は最前線へ駆り出されました」
大和「援軍を送っても送っても、すぐに人手が足りなくなる」
大和「まだそのころは艦娘はいませんでしたし」
78:名無しNIPPER[saga]
2014/12/28(日) 21:23:32.19 ID:y3UYyoTy0
大和「私たちの部隊も、ある程度は善戦しました」
大和「うまくチームワークで敵の目をごまかしながら、攻撃を食らわせてまた逃げる」
大和「それを繰り返して、少しづつ相手を削っていきました」
79:名無しNIPPER[saga]
2014/12/28(日) 21:25:43.18 ID:y3UYyoTy0
大和「襲撃は一晩続き」
大和「翌日の朝、深海棲艦たちは引き上げてゆきました」
大和「…ぼろぼろになった首都と、仲間の死体と、私を残して」
80:名無しNIPPER[saga]
2014/12/28(日) 21:28:58.91 ID:y3UYyoTy0
大和「私は悔しくてならなかった」
大和「なぜ私だけが生き残ったのか、疑問でならなかった」
大和「普通新兵は真っ先に命を落としてしかるべきです」
81:名無しNIPPER[saga]
2014/12/28(日) 21:33:04.82 ID:y3UYyoTy0
大和「1年足らずで私は何とか前線に復帰しました」
大和「もっとも、所属していた部隊は私を残して全滅してしまったし」
大和「私自身、正直まだ立ち直れていないところがあったので」
82:名無しNIPPER[saga]
2014/12/28(日) 21:42:54.64 ID:y3UYyoTy0
大和「5年がたったころです」
大和「『対深海棲艦人体武装融合型サイバネティクス・オーガニズム』」
大和「通称『艦娘』が誕生しました」
83:名無しNIPPER[saga]
2014/12/28(日) 21:45:03.77 ID:y3UYyoTy0
大和「そんなある日、押し入れの中にあるものを見つけたんです」
大和「…部隊のみんなでとった、写真」
大和「本当は全部捨てたと思ってたんです」
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