136:名無しNIPPER[saga]
2014/12/28(日) 00:16:53.61 ID:T0GxzHHc0
凛「それから、これを」
裕美「これは……吹毛ノ剣?」
凛「楊令公の愛剣だったからね。
137:名無しNIPPER[saga]
2014/12/28(日) 00:17:45.98 ID:T0GxzHHc0
凛「……多分、都の礼子さん……じゃなかった。
太后様は、この和睦をお認めになると思うよ」
凛「遼軍も、こんなところまで宋軍を追撃するなんて考えていなかったからね。
正直なところ、兵は疲れてるし、物資も不足気味だし……」
138:名無しNIPPER[saga]
2014/12/28(日) 00:18:52.38 ID:T0GxzHHc0
凛「ねえ、裕美。平和になったら、もう裕美と会うことも無いよね?」
裕美「そうだね」
凛「じゃあ、これでお別れか」
139:名無しNIPPER[saga]
2014/12/28(日) 00:20:00.15 ID:T0GxzHHc0
〜燕京・宮殿〜
凛「……」
140:名無しNIPPER[saga]
2014/12/28(日) 00:20:46.52 ID:T0GxzHHc0
みく「ひどい言い草にゃ。凛チャンは敵に感傷しすぎにゃ」
凛「みくの方こそ、もっと敵に敬意を払うってことを覚えた方が良いよ」
みく「にゃにを!」
141:名無しNIPPER[saga]
2014/12/28(日) 00:21:36.86 ID:T0GxzHHc0
礼子「此度の戦、二人の活躍は瞠目すべきものだったと思う。
よって、耶律斜軫を“魏王”に、
耶律休哥を“宋国王”に封じ、それぞれに“剣履上殿”を許す」
みく「お、王かにゃ!?」
142:名無しNIPPER[saga]
2014/12/28(日) 00:22:53.71 ID:T0GxzHHc0
みく「あれ? でも何で“魏王”に“宋国王”なのにゃ?
魏も宋も遼の国土外にあるにゃ」
礼子「理由は二つあるわ。まず王の位だけど、二人の活躍を見る限り、
これぐらい奮発しても良いと思ったからよ。
143:名無しNIPPER[saga]
2014/12/28(日) 00:23:56.34 ID:T0GxzHHc0
みく「せっかく平和になったんだから、もう戦はお腹一杯にゃ」
凛「同じく……って、あれ?」
礼子「どうかした?」
144:名無しNIPPER[saga]
2014/12/28(日) 00:25:09.20 ID:T0GxzHHc0
凛「王って言っても位だけなんだから、そういう考えもありかも」
礼子「ごめんね。いくら“澶淵の盟”で歳幣が支払われるといっても、
まずは戦で傷ついたこの国を、立て直さないといけないの」
145:名無しNIPPER[saga]
2014/12/28(日) 00:26:12.95 ID:T0GxzHHc0
〜燕京・城壁上〜
凛「ふう……風が心地良いな……」
146:名無しNIPPER[saga]
2014/12/28(日) 00:27:20.94 ID:T0GxzHHc0
凛「ふふっ……それで、どうして燕京に?」
長老「王室の方々に、海東青鶻をお届けに参りました」
凛「そうなんだ」
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