15:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:08:00.69 ID:SdAjZjOk0
 若者「お待ち下さい!」 
  
 凛「誰?」 
  
 若者「これが遼のやり方ですか!? 遼は、我らに死ねとおっしゃるのですか!?」 
16:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:08:49.10 ID:SdAjZjOk0
 凛「あんた、太守の屋敷がどこにあるか知ってる?」 
  
 若者「は、はい……」 
  
 凛「兵を何人か派遣するから、案内できる?」 
17:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:09:43.83 ID:SdAjZjOk0
 兵「耶律休哥将軍」 
  
 凛「あ、戻ってきたんだ。意外に早かったね」 
  
 兵「太守の屋敷を調べましたが、敷地内には倉が幾つも建てられ、 
18:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:10:23.80 ID:SdAjZjOk0
 凛「この期に及んで、度し難い」 
  
  
 ズバッ  ボトッ 
  
19:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:11:15.28 ID:SdAjZjOk0
 凛「皆聞いて!」 
  
 凛「さっきも言ったけど、私は太后様からの命令で、反乱の鎮圧に来た。 
   だからこの責任は全て私が負うべきものだし、皆のことは私が必ず守ってみせる!」 
  
20:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:12:27.16 ID:SdAjZjOk0
 凛「本当に戦う気があるなら、正々堂々と名乗りを上げて前に出るべきだった。 
   民衆の中に隠れて反乱を扇動するなんて、卑怯だよ」 
  
 凛「でも、ちゃんと名乗り出てきたことは評価する。 
   あんた一人の首で、事は収まる」 
21:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:13:31.55 ID:SdAjZjOk0
  
 〜長老の家〜 
  
  
 長老「将軍、助かりました。何とお礼を申し上げれば良いのか……」 
22:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:14:31.10 ID:SdAjZjOk0
 長老「いやいや、そういう考えをお持ちの将軍がいらっしゃるというだけで、 
    私たちは感謝しております」 
  
 凛「それは……どう致しまして」 
  
23:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:15:43.02 ID:SdAjZjOk0
  
 バサッ バサッ 
  
  
 若者「こらっ! 暴れるな!」 
24:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:17:01.35 ID:SdAjZjOk0
 凛「へえ、そうなんだ。確かに、前に鷹狩りを見物したとき、 
   王室の人がこの鷹を使役していたような……」 
  
 長老「遼の王室や貴族の方々の間では、鷹狩り用に好まれており、この羽も珍重されております。 
    我らは毎年、海東青鶻を税として遼に納めております」 
25:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:18:05.94 ID:SdAjZjOk0
 凛(この鷹は、何者にも屈する鳥じゃない。 
   誰にも従わず、もっと力強く、この大空を羽ばたくべきだ……) 
  
 長老「いかがされました?」 
  
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