38:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:31:37.10 ID:SdAjZjOk0
 凛「そんな大げさな」 
  
 凛(でも、私はこの鷹を気に入ったんだと思う。 
   海東青鶻のように、自由に、力強く蒼穹を羽ばたくことができたなら……) 
  
39:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:32:31.79 ID:SdAjZjOk0
 凛「それって、年の功っていうものなのかな? まあ、別に良いけど」 
  
 長老「おお、それでは……?」 
  
 凛「私、海東青鶻の旗を使うよ。 
40:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:33:15.08 ID:SdAjZjOk0
 長老「気に入っていただいて良かった。それでは私はこれで」 
  
 凛「あ、もっとゆっくりしていけば良いのに」 
  
 長老「長居はご迷惑になりますから」 
41:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:34:24.25 ID:SdAjZjOk0
 凛「さっきから聞こえてたの?」 
  
 長老「はい。老いぼれたとは言え、私の耳は地獄耳だと、里では煙たがられています」 
  
 長老「それに、その用件が召集命令であるということも、良くわかっておりますとも」 
42:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:35:02.36 ID:SdAjZjOk0
 凛「……で、どうして召集命令ってわかったの?」 
  
 長老「軍人に対しての火急の用件なんて、軍事命令しかありえないでしょう?」 
  
 凛「あ、そっか」 
43:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:36:09.05 ID:SdAjZjOk0
  
 〜宮殿〜 
  
  
 みく「しぶにゃん! 無事に合格できたのかにゃ!」 
44:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:37:09.62 ID:SdAjZjOk0
 礼子「凛ちゃん。燕京に帰ってきたばかりで悪いけど、宋が北伐を開始したの。 
    貴方にも従軍してもらうわよ」 
  
 礼子「でも、凛ちゃんの旗がまだ用意できていないの。 
    しょうがないから、『耶律』の旗でも使ってもらえる?」 
45:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:38:11.27 ID:SdAjZjOk0
 礼子「海東青鶻って……凛ちゃん、回跋部に行ったときに何かあったの?」 
  
 凛「何でもないよ。お礼に貰っただけ」 
  
 礼子「ま、遼軍に一人くらい、そんな将軍がいても良いわね」 
46:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:39:08.92 ID:SdAjZjOk0
 みく「みくの先祖は猫なのにゃ。 
    でも、契丹族の先祖は天界から降り立った天女と、神仙の間に出来た八人の子供だから、 
    それはおかしいって却下されたのにゃ」 
  
 凛「そ、そうだね」 
47:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:40:25.94 ID:SdAjZjOk0
 耶律奚低(高峯のあ)「話が進まない……私の方から、状況説明させてもらう……」 
  
 凛「な、耶律奚低将軍! いつの間に」 
  
 みく「にゃあ! 遼軍の総指揮官にゃ! 全然気配を感じなかったにゃ!」 
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