47:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:40:25.94 ID:SdAjZjOk0
耶律奚低(高峯のあ)「話が進まない……私の方から、状況説明させてもらう……」
凛「な、耶律奚低将軍! いつの間に」
みく「にゃあ! 遼軍の総指揮官にゃ! 全然気配を感じなかったにゃ!」
48:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:41:24.43 ID:SdAjZjOk0
礼子「現在宋軍は、宋主を総大将としている。つまり、親征ということね。
目的は言うまでも無く、“燕雲十六州”の回復よ」
凛「と言うことは、北漢は既に?」
49:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:42:46.19 ID:SdAjZjOk0
のあ「国境の鎮台の報告によれば、宋軍の中に『令』の旗があったらしい……」
凛「楊令公……あの忠勇の人が、宋に降るなんて思わなかったよ」
礼子「どうやら宋主は、北漢の帝と楊令公との確執の間隙を突いて、
50:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:43:44.36 ID:SdAjZjOk0
凛「そういうことなら、私に考えがあるんだけど、いいかな?」
礼子「いいわよ。何でも言ってみて」
凛「高梁河の上流には一箇所だけ、騎兵がぎりぎり渡渉できる地点がある」
51:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:44:40.91 ID:SdAjZjOk0
みく「そんなの危険にゃ! 下手すれば、渡渉中に溺死する兵も出てくるし、
渡渉した後は敵側に孤立してしまうにゃ!」
凛「そんなこと、わかってるよ。
でも、国力と兵力でまさる宋相手に、尋常な手段で勝てると思う?」
52:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:45:46.87 ID:SdAjZjOk0
のあ「太后が承認した……」
みく「むぅ……オイシイところを持っていかれたような気がするにゃ」
凛「そう言わずに、私にまかせてよ」
53:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:46:42.86 ID:SdAjZjOk0
〜高梁河・上流渡河点〜
ゴォォォォ
54:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:49:09.09 ID:SdAjZjOk0
凛「よし、行くよ!」
ザバッ
55:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:49:58.02 ID:SdAjZjOk0
凛「よく聞いて! 今から戦う宋軍も、この河の流れと同じようなものなんだ!」
凛「確かに、宋軍の方が私たちより兵力が大きい。でも、それは見た目だけのこと!
北の大地で生まれ、戦ってきた私達の敵じゃない!
この程度の相手に、燕雲十六州の肥沃な大地を奪われてなるものか!」
56:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:51:03.76 ID:SdAjZjOk0
〜高梁河・遼軍本陣〜
みく「のあにゃん! 対岸の宋軍の側面が混乱しているにゃ!」
57:名無しNIPPER[saga]
2014/12/27(土) 22:52:14.12 ID:SdAjZjOk0
楊業(木場真奈美)「この迂回作戦は、お前の発案か? 小娘」
真奈美「まさかと思っていたが、
本当にあの急流を渡渉してくるとはな。こちらに来て正解だった」
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