過去ログ - オババ「あんたがパパになりなさい」 少年エルフ「えぇ!?」
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11: ◆VEKixXsFvlSQ[saga]
2014/12/28(日) 01:06:38.03 ID:+BwpYwG40
男「ありがとう。 ……ところでばぁちゃん訊いていい? どうして娘を引取ることにしたんだ。 エルフも居るのに、オレや教会に任せてもよかったんじゃないのか?」

オババ「あんたのトコも男子が生まれたばかりだったろう? それにわたしが育ててるんじゃないさ、エルフが育ててるんだ」

男「エルフに? でもあいつは……」

オババ「なんだいあんた、エルフとは幼馴染じゃないか、あんたもあの子の事をとやかく言うのかい?」

男「それはないよ。 けど、実際あいつはエルフ族だ、オレがこんなにデカくなってもあいつはまだ子供のままじゃないか、それなのに子育てなんて」

オババ「ナリは子供のままだけど、エルフはあんたの親父と同じぐらいの歳だよ」

男「年齢的にはそうかもしれないけど、それでもエルフはあまりにも」

オババ「子供っぽいかね。 そうだろうさ、何十年も山暮らしだったし、村に来てもオババと二人きりじゃね。 だからこそ、大人になるために『子供』が必要なのさ」

男「子供を?」

オババ「大人ってのはね、子が居て、親になって、大人になっていくものさ。 一人でほっといたらいつまでも子供のままさ」

男「フーム、それでエルフにも子育てを」

オババ「わたしもそう長くない、だからエルフには心身ともに……体は無理か、……精神的に大人になってもらわないと、心配で死んでも死にきれないよ」

男「大丈夫、ばぁちゃんは長生きするから」

オババ「よくいうわ。 あんたらやエルフがいるとオチオチ老込むこともできんわ」

男「もう、そんなこと言って、……ばぁちゃんには敵わないよ」


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