過去ログ - 【らぶらいぶ】花陽「自分にできること」
1- 20
19:名無しNIPPER
2015/01/04(日) 23:08:53.61 ID:GkNsHjjNO

「かーよちんっ、一緒にかーえろ!」

「う、うんっ」



いくら海未ちゃんのことが好きで気になるって言っても、凛ちゃんのことおろそかにするわけにはいかないよね。

きっと花陽じゃ穂乃果ちゃんの代わりにはなれないし、ことりちゃんも一緒だから大丈夫だと思うし。




「久々にかよちんと帰れて嬉しいにゃー」

「ふふっ、私もだよ凛ちゃん」


凛ちゃんは花陽と違って本当に素直で可愛い。
ちょっと羨ましいかも……えへへ



「それにしても、なんで今日穂乃果ちゃんも絵里ちゃんも希ちゃんもいなかったんだろうね」

「そうだね……何かあったのかなあ?」



やっぱりなんの連絡もなしに休むなんて今までなかった事だし、何かあったんじゃないかって心配な私たち。

ちょうどその時、目線の先に山吹色のサイドテールが見えて。


「あ!あれ穂乃果ちゃんじゃないかにゃ!?」

「本当だ!あれ…でも穂乃果ちゃんのお家こっちじゃないよね……?あっちって確か病院……」


まさか穂乃果ちゃんに何か……?

目を凝らしてよく見てみると、そこには今まで見たことないくらい悲しそうな顔をした穂乃果ちゃんがいて。



今はそっとしておこう、と凛ちゃんに言おうと口を開いた瞬間、凛ちゃんは穂乃果ちゃんの元にダッシュしてしまっていた。
慌てて花陽も後を追いかけた。



「あー!穂乃果ちゃん!なんで今日練習こなかったにゃ!」

「希ちゃんも絵里ちゃんもいなくて………穂乃果ちゃん?なにかあった?」




近くで見た穂乃果ちゃんは遠目で見たよりずっとずっと悲しい顔をしていた。
それはもう、息がつまるくらいに。

だけど、穂乃果ちゃんは無理やり笑って店番の用事がある、と言って走って行ってしまった。


穂乃果ちゃん、ずっと私たちを見つめて何か考えているみたいだった……。


「穂乃果ちゃん…元気なさそうだったにゃ…」


いつも元気な穂乃果ちゃんがあそこまで元気がないのは確かにかなり珍しいから、凛ちゃんも相当なショックを受けてたけれど。


「……よーしっ、凛、穂乃果ちゃんのこと元気にしてあげるにゃ!!」


そう言って花陽の腕を引っ張って走り出した。
凛ちゃんらしいな、なんて心で笑いながら花陽も凛ちゃんに続いて走る。


花陽も何か穂乃果ちゃんにしてあげられたらいいな。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
81Res/104.08 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice