過去ログ - 【らぶらいぶ】花陽「自分にできること」
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26:名無しNIPPER
2015/01/07(水) 20:58:06.78 ID:8LvdeLui0


それから他愛もない話と絵里ちゃんの安否を気遣いながら病院へ急いだ。

道中でもずっと希ちゃんは何かを考えているようで話に入ってくることはなかった。



病院につくと、既に穂乃果ちゃんが待合室に座っていて合流した。
昨日倒れた、という話の通り穂乃果ちゃんの顔色は悪く心配したことりちゃんがずっと手を握っていた。


真姫ちゃんから絵里ちゃんの病室番号をきいて、いつもと変わらず元気な凛ちゃんに引っ張られながら花陽たちは絵里ちゃんに会いに行った。




「えりち、みんな連れてきたで」


そう言って希ちゃんがガラッと病室のドアを開くと、そこには思ったより元気そうな絵里ちゃんの姿があって。


「待ってたわ、希!」

ベッドから身体を乗り出して絵里ちゃんは目を輝かせた。


その様子に感極まったのか絵里ちゃんの元に駆け寄る海未ちゃんのその瞳には涙がたまっていた。



「絵里…!もう怪我はいいのですか?無事でよかったです本当に…」


絵里ちゃんに抱きつきながら声を振り絞って海未ちゃんがそう言うと、絵里ちゃんは海未ちゃんの頭を撫でながら

「海未…心配かけてごめんなさいね。このとおりもう元気よ」

と言った。
その言葉にみんなハッと顔をあげて絵里ちゃんを見た。


今、海未ちゃんのことを名前で呼んだ…?



「え、絵里…今、私のこと……」


海未ちゃんも信じられない、という目で絵里ちゃんを見つめた。

その時、
「絵里ちゃん思い出したにゃ!?」

凛ちゃんが海未ちゃんを押しのけて絵里ちゃんに抱きついた。


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