過去ログ - 【らぶらいぶ】花陽「自分にできること」
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46:名無しNIPPER
2015/01/13(火) 23:46:20.44 ID:92x0+HLW0




「花陽、そっちに何か手掛かりになりそうな本はありましたか?」

「うーんと……ちょっと待って〜」




練習後の学校。
花陽と海未ちゃんは記憶喪失に関する資料を探すために、図書室にいた。

けれど、やはり学校の図書室ということもあってなかなか有力な情報は手に入らない。




「やはり図書館にいかなくてはダメですかね……」

「うぅん……主人公が記憶喪失になっちゃうお話とかないのかなあ」

「ひとつひとつ読んでいては日が暮れてしまいますね……」




海未ちゃんのお手伝いをさせてくださいとお願いしてから3日目。

花陽と海未ちゃんは、情報集めや練習の段取り、メニューの話し合い、絵里ちゃんや穂乃果ちゃんが戻ってきてからのフォーメーションの確認などをしていた。




「しかし、よかったですね」
「?」

「穂乃果が少し前向きになってくれて」
「うんっ、本当によかった!」




それは、絵里ちゃんが穂乃果ちゃんを忘れてしまったと知った日から音沙汰が無くなってしまっていた穂乃果ちゃんからの絵里ちゃん以外のみんなに向けたメール。



『穂乃果は絵里ちゃんがまた穂乃果と仲良くしてくれるようにまた1から頑張ります!みんな応援よろしくね!!』



「……上手く、いくといいですね」
「いくよ、きっと。だって穂乃果ちゃんと絵里ちゃんだもん」

「ふふっ…そうですね。なんだか花陽にそう言われると心強いです」


…海未ちゃんて、ストレートだよね。
顔が赤くなっちゃう…ばれてないかな?!

嬉しくて、嬉しくて心臓がドキドキ。
海未ちゃんの顔もまっすぐ見れない……!


「花陽?どうしたのですか?顔が赤く……、!まさか熱が!」

「え、えっ!?」

避ける間も無く海未ちゃんの手のひらが花陽のおでこに……!
そ、そんなことされたら本当に熱が上がっちゃうよ〜!


「花陽、無理はいけませんよ?」
「む、無理なんてしてないよ!?あ、あっ、みてほら海未ちゃんロミオとジュリエットだって!!」



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