過去ログ - 【らぶらいぶ】花陽「自分にできること」
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55:名無しNIPPER
2015/01/19(月) 00:36:21.91 ID:SmiRno5DO


「ど、どうしたの花陽ちゃん」


勢いよく部室に穂乃果ちゃんを、連れてきたはいいものの我に返って冷や汗を吹き出す始末……我ながら情けないです…。


けれどここまできたら言わないわけにもいきません……!



「ほ、穂乃果ちゃんは勝手すぎますっ…!」
「……え?」

「絵里ちゃんと、穂乃果ちゃんは付き合ってるのに……!その中に海未ちゃんを、いれるなんて!そんなの残酷です!!ずるいです!

海未ちゃんの気持ちも分かってあげてください……っ」

「は、花陽ちゃん!?」




途中からドバドバと言葉と涙が溢れてきて、自分が何を言っているのかさえ分からなくなってヤケクソになって穂乃果ちゃんに暴言を吐いた。

穂乃果ちゃんを責めることしかできなかった自分が嫌で嫌で、
こんな醜い自分を見られたくなくて、花陽は練習着のままカバンを持って部室を飛び出してしまった。




こんなことを言いたいわけじゃなかった。
こんな風に穂乃果ちゃんを責めたいわけじゃなかったのに。


けれど、1度言葉を吐いたら止まらなくなって。

これじゃあ、花陽が海未ちゃんのことをすきなこともばれちゃう……。





学校を出ても、一目散に走り続けてもう家まで数百メートル。
スピードを緩めて足を止めると、カバンに入っている携帯電話がメールの着信を知らせた。


開くと穂乃果ちゃんから、
今から家に来てくれないか、という簡単なメール。


あんなことを言った後で気まずいけれど、きちんと会って謝らなければと思いそのまま足を穂乃果ちゃんの家の方へと動かした。



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