過去ログ - 【らぶらいぶ】花陽「自分にできること」
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59:名無しNIPPER
2015/01/19(月) 13:24:36.27 ID:e4wANnuF0


「え……?」


突然の予期せぬ穂乃果ちゃんの言葉に頭が付いて行かず思考が止まる。


花陽が海未ちゃんのことを1番理解できる?
穂乃果ちゃんやことりちゃんでもなくて?

……花陽が?




「……ない!それはないよ、穂乃果ちゃん。
だって、穂乃果ちゃんやことりちゃんはずっと海未ちゃんの幼馴染で、誰より海未ちゃんのことを知ってて……!」


「うん、でもね?
絵里ちゃんが穂乃果のことを忘れちゃって、海未ちゃんが1人で頑張っているときに側にいて支えてくれたのは……

……花陽ちゃん、だよ」


「そ、それでも、です!
あれは花陽がそばにいたいっていうだけの我が儘だし、誰からも感謝されるようなことはしてないですっ……」


「でも、海未ちゃんはすごく感謝してた。
花陽ちゃんがいてくれて良かった、って。

花陽ちゃんがいたから自分はここまで頑張ってこれたんだって、そう言ってた。」



「う、海未ちゃん……が……?」


「そう。海未ちゃんが。

だから、信じて欲しいな。
花陽ちゃんの我が儘なんかじゃなく、花陽ちゃんは海未ちゃんを支えてあげていたんだってこと。

何より、海未ちゃんが花陽ちゃんを信頼してるってこと。」



そう言うと、穂乃果ちゃんは花陽の手を優しくぎゅっ、と握った。



「穂乃果には、花陽ちゃんに何も出来ないけど、……勇気をあげる。

海未ちゃんに本当の気持ちを伝えることが出来る勇気。」


「ほ、のかちゃ……」

「泣かないで花陽ちゃん。

後悔しない道を進んで。いつだって花陽ちゃんにはみんながついてるよ!


花陽ちゃん、
ファイトだよっ!!」


「うんっ、……うんっ!
花陽、頑張る!穂乃果ちゃん、本当にありがとうっ……」



穂乃果ちゃんの手を固く握り返しながら、
凛ちゃん、真姫ちゃん、穂乃果ちゃんの言葉を心で思い返す。


そして花陽は決めました。
自分の気持ちを海未ちゃんに伝えることを。



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