過去ログ - 【らぶらいぶ】花陽「自分にできること」
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70:名無しNIPPER
2015/01/19(月) 23:12:04.16 ID:I3uZ88Z30



お互いが、お互いを強く抱きしめて。
遠回りした分、たくさん好きと伝え合って。


花陽の涙腺は壊れてしまったのではないかと思うほど、花陽は泣き続けていて心配になってしまう。


「は、花陽そろそろ泣き止んでください…目が腫れてしまいます…!」

「だ、だってっ、こんな奇跡みたいなこと信じられないよぉ…!夢だったらどうしよう…!」

「ゆ、夢なわけないじゃないですか!」



と、咄嗟に花陽の頬を両手で挟み顔を近づける。
お互いの顔の距離があと数センチしかない、と気づいた時お互いの顔がタコのように真っ赤に染まる。



「す、すみません…っ!」
「は、花陽こそごめんなさい…!」



「こ、こういう時は……き、き、…キ…ス、などするのでしょうか…」

「き、キスぅ!?そ、そんなことしたら花陽どうにかなっちゃうよぉ……!!」

「花陽!あまり大声で言わないでください!破廉恥です……!」

「ううう海未ちゃんが言ったんだよぉ!?」





「「………………、ぷっ……あはははっ」」






「まだ……私達には早いのかもしれませんね」

「そうだねぇ…、……今はこのままでいいんじゃないかな」



目線を下ろすと、
そこには固く握り合わせた私と花陽の手。



「これからずっと一緒にいるのですから、焦らなくていいんです」

「…海未ちゃんって本当、ストレートすぎて時々こっちが恥ずかしくなるよぉ……」

「ふふっ、花陽には負けますよ」




他愛もない会話をして、笑いあって。
今はこれくらいが私達にはちょうどいいのかもしれない。



だって、
私の隣には花陽が。
花陽の隣には私がいる。

それだけで、十分幸せなのだから。


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