20:ODA兵士長[saga]
2014/12/28(日) 16:10:06.15 ID:m6DbtnHa0
それは暑さにやられたのだろうか?
疲れが噴き出したのだろうか?
体調を崩して久々に病室で寝なければならなかった日のこと。
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
結局はそうだ。
何に手を出して見たって…
どんなに足掻いて見たって…
結局は何もできねぇんだ、オレには。
一瞬たりとも希望を持っていた自分が恨めしい、恥ずかしい、あぁ…みっともねぇ。
いっそ今すぐにでも死んでしまえばいいのに…
そしたらこんな醜態を延々と演じ続けなくてもいいのだから。
熱の上がった体で、いつになく暗い気持ちで、オレは病室の天井を眺めていた。
胸のあたりが重いのは、要らぬ光が見えたせいだ。
朝起きてすぐ、最近はご無沙汰だった、お馴染みの感覚があった。
だるさ、熱っぽさ、疲労感。
体温計を使わずともわかる。
いつものように体調が悪くなったのだ。
起きていても何もできやしない…
そう思ってそのままもう一度寝てしまおうと、頭から布団を被った。
その時だった。
病室のドアが、控えめな音を立てて開いた。
少女「おにーちゃん…?」
36Res/22.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。