過去ログ - 真姫「世界の中心で」凛「にゃーと叫ぶ!」
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3:名無しNIPPER[saga]
2014/12/28(日) 18:40:32.92 ID:ns/yJtE+O
***11年前***

「逃げられなーい、かーくごしてーよ、羽まみれー♪Angel Beat♪」

最後の決めポーズと同時に会場に大量の白い羽が舞いあがる。同時に湧き上がる歓声。私と凛は汗だくで呼吸も荒いまま、手を振ってそれに応える。「ありがとうにゃー!!」凛が締めの一言を言って、私達は舞台袖へとはけた。
客席から見えない所まで移動すると同時に、後ろから抱きつかれる。

「まーーーきちゃん!!」

「きゃっ?!ち、ちょっと凛!?」

バランスを崩して倒れそうになるもなんとか持ちこたえる。そして凛の額にチョップをかます。

「いったー!何するのー?!」

「それはコッチのセリフよ!急に抱きついてきたら危ないでしょ?!」

「えー!だってすっごい上手くいったから、真姫ちゃんに抱きつきたくなっちゃったんだもん」

「なっ、なにそれ!イミワカンナイ!」

「まぁまぁ二人とも……」

言い合う私達を宥めるように海未からタオルが渡される。まだ少しだけむくれる凛を見て少し強くかったかなと軽く後悔。

「それにしても、二人ともとっても良かったですよ?特に真姫、ダンスのキレがいつもより凄かったです」

「ふっふーん、実は2人で秘密の特訓をー」

「わっ、り、りん!!」

仕返しのつもりか、ニヤニヤと笑っている。もう!子供なんだから!

「ほら、次は雪穂と亜里沙ですよ?2人のユニットの初ステージです!」

海未の指差す方に目を向けると、そこには少し緊張した表情を見せる2人の後輩。
エリー達が卒業してから数ヶ月。私達はμ'sとしてではなく、アイドル研究部のユニットとして活動していた。無事廃校をまぬがれ、一躍有名になった音ノ木坂学園アイドル研究部。もちろん、話題のラブライブ優勝という実績は大きく、入部希望者は30人を超えた。
複数のユニットが出来る中、流石に全員ライブに参加させる訳にはいかず、出場はオーディション製という形をとった。
学校でライブを開き、学生に投票で出場者を決めてもらうというもの。毎回講堂を借りた大掛かりなライブができるわけじゃないから、屋上で数人を集めた小さなライブなんかを開いたりした。
もちろん、そこに先輩後輩は関係なく、私達も先輩として負けるわけにはいかず、全力でオーディションを取りに行った。一応一年生枠を設けており、今回その枠を勝ち残ったのが、雪穂と亜里沙の二人のユニット。
あの二人は、穂乃果と絵里という、先輩の妹という肩書きに恥じることの無いよう、人一倍練習してきたから、当然といえば当然だ。

特に雪穂は、穂乃果が現役なので、「高坂穂乃果の妹」というレッテルを貼られ続けており、そのプレッシャーに苦悩もしていたようだが、今では姉にも負けない、立派なスクールアイドルになっていると、私は思う。



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