過去ログ - 真姫「世界の中心で」凛「にゃーと叫ぶ!」
1- 20
5:名無しNIPPER[saga]
2014/12/28(日) 18:42:52.53 ID:ns/yJtE+O
「みんなー!今日は来てくれてありがとーー!!」

全ての曲が終わり、8人が舞台に上がる。
穂乃果が会場にマイクを向けると、観客はそれに大歓声で応える。
この後の流れとして、穂乃果が締めの挨拶をして終わり。
ーーそう、凛には伝えてある。

「ところで!皆は、今日が何の日か、知ってるかにゃー?」

ニコニコ顏の穂乃果がわざとらしい口調で振り返る。ニコニコ、ニヤニヤしている私達の中で、凛だけがキョトンとしていた。

「そう!今日は私達の仲間、星空凛ちゃんの17歳の誕生日でーーーす!!凛ちゃんおめでとーーーう!!」

その言葉を筆頭に、会場から割れんばかりの拍手がおこる。「凛ちゃーーん」「おめでとにゃー」など、様々な賞賛の声があちこちから聞こえる。一方の凛は、しばらくポカーンとしていたが、だんだん状況が飲み込めてきたのか、顔が綻んでくる。
「わぁー!ありがとにゃーー!」と、はしゃぐ姿を見て、このサプライズを提案して、本当によかったと思える。

ふと、穂乃果と目が合った。瞬間。にやぁ、と小悪魔な笑みを浮かべる。なにやら嫌な予感……。


「ち、な、み、にー、このサプライズを考えてくれたのは、真姫ちゃんでーーーす!!ヒューヒュー!」

「ヴえぇ!?」

ちょっ………穂乃果ーー!!?
それは黙ってるって約束だったじゃない!!
穂乃果に合わせて会場からも茶化す声やら口笛やらが聞こえてくる……は、恥ずかしい……。

チラッと凛を見てみると、おそらくずっとこっちを見ていたのか、彼女と目が合った。

「………」ニコッ

「っーーーー」

少しだけ頬を染めて、嬉しそうに笑う凛に思わず目をそらしてしまう。
穂乃果……あとで覚えてなさいよっ……!

そんなことを思っている私の頬がこれ以上ないくらい緩んでいることは、隣に並ぶことりしか知る由はなかった。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
46Res/30.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice