過去ログ - 宗介「ウルズ7はこれよりGGOにダイブする」
1- 20
126: ◆kSJ7Pa2ibE[saga]
2015/03/09(月) 20:35:14.43 ID:FYnddktD0
シノン「な、何を」

宗介「静かにしろ」

宗介とシノンの顔はわずか数センチ。その吐息さえ聞こえるような距離だ。

シノンの心拍数がわずかに上がる。いや、わずかなどではない。大幅にだ。こんな状況でへカートを構えたら敵に当たることはないだろう。

それほどまでに心臓の鼓動が早くなる。

だが、シノンはすぐさまその鼓動を押さえねばならないのであった。

先ほどまでシノンが立っていた場所を何かが横切り、壁に小さな穴が穿たれていた。

シノン「まさか、狙撃!」

宗介「そのようだ。少し待て」

宗介は腰にぶら下げていた最後のスモークグレネードを取り出し、辺りにばらまく。それから残っていたアップルと呼ばれるグレネードを取り出した。

このGGOではアップルなどよりも、プラズマグレネードの方が多く使われているのだが、宗介はいつも使い慣れているものを使っているのだ。

シノン「どうしたの?スモークはもう十分よ」

宗介「いや、まだだ」

宗介はアップルを狙撃手のいるであろう方向に投げる。

シノン「そんなことしてもスナイパーはずっと先よ」

宗介「分かっている。だが、相手はサーモを装備しているかもしれん」

シノン「それの対策なのね」

シノンが興味深くその話を聞いた。

宗介「いまだ!行くぞ」

アップルの爆発と同時に走り出す。

宗介とシノンは疾走し息絶え絶えになりながらも砂地を目指した。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
165Res/138.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice