過去ログ - 宗介「ウルズ7はこれよりGGOにダイブする」
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◆kSJ7Pa2ibE
[saga]
2015/03/11(水) 00:46:59.66 ID:9Lce/wLy0
宗介とシノンは砂地の岩陰に隠れていた。
シノン「ここに居れば相手が近づいてきても足音で分かるはずよ」
宗介「ああ。俺は奴と近接戦闘をして時間を稼ぐ。シノンは隙を狙ってそいつを撃ってくれ」
シノン「え、それってつまりあなたと近距離で戦っている光迷彩のやつを狙えって言うの? そんなの無理よ!光迷彩でさえ厄介なのに、宗介が近接戦闘している最中に狙うなんて。あなたを誤射するかもしれないわよ」
シノンが真剣な眼差しで宗介を見つめる。それに答えるようにして宗介はシノンの肩を両手で掴んだ。
宗介「俺は君を信じている! 君のその狙撃技術も君という人も」
シノンは宗介の言葉に返す言葉が言えなかった。それどころか、頬が紅く染まり始める。
宗介「俺は君を信じる。だから、シノン! 君も俺を信じてくれ」
シノンは数瞬経ってから断固たる決意を持ってこういった。
シノン「ええ、やってやるわ。 だから、あなたも倒されないで。あなたを倒すのは私よ!」
シノンは一度大きく息を吸い込んで更に言葉を続けた。
シノン「私は、あなたを信じてるから!」
宗介「安心しろ、必ず君と決着を付けよう」
直後、わずかだが宗介の耳には誰かが砂を踏みしめる音が聞こえた。
宗介「どうやら、きたようだ」
宗介とシノンは岩陰から最後の一人を望む。すると、何も無かった空間からECS不可視モードが解けるかのように人が現れた。どうやら、ここでは意味がないと見て光迷彩を捨てたのだ。その姿を見て、一番最初に声を上げたのはシノンだった。
シノン「な、なんで!」
光迷彩を外した敵の格好は黒のマントを着て、背中には長い狙撃銃、L115A3だ。それに腰にはノリンコ54式黒星を下げていた。
宗介「どうしたんだ」
シノン「あいつ、なんで……いや、あいつは今は居ない。それに、私もあの銃を克服した」
宗介「一体どういうことだ」
不思議そうな宗介に対してシノンは簡単にデスガンとのあらましを話した。
宗介「そういうことだったのか」
シノン「ええ。だから、あいつの真似を軽々しくやるなんて許せないわ。勿論、知らずにやっているのかもしれない。でも、私個人は許せないわ。だから、あいつは絶対に私がやる」
宗介「分かった。俺は出来るだけ時間稼ぎをする。シノン、君を信じている」
シノン「ええ、私もあなたを信じてる」
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