過去ログ - 宗介「ウルズ7はこれよりGGOにダイブする」
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40: ◆kSJ7Pa2ibE[saga]
2014/12/31(水) 17:54:01.21 ID:EtvXuQqd0
クルツは辺りを見渡す。クルツも宗介と同じように今までVRのゲームなどやったことが無かったので何もかもが新鮮だった。

とりあえず、自分の体になれると宗介がダイブしている間に確認しておいたこのゲームの進め方通りに進める。

何はともあれまずは武器を揃えるところからだ。



シノンはセガールと分かれてから少したった頃。しばらく行っていなかった武器屋に顔を出そうと思い街の中を歩いているとまたもや声をかけられた。

?「おーい、そこの彼女〜」

本当ならこれもいつも通りナンパだと思いやり過ごすのだが、今日は色々面白い事があったのでその声に反応してみるのもいいかなと思った。

そう思い、振り返ると金髪の少し長い髪を備えたアバターが手を振っている。装備から見てきっと新人だ。

クルツ「ねえ、道に迷っちゃったんだけどガンショップってどこかな」

シノンはその軽い口に少し違和感を覚えた。もしかしたら、この人はやっぱりナンパが目当てなのでは無いかと。流石にこのままつきまとわれては困るため少し冷ための態度を取る。

シノン「いいけど」

クルツ「そう、じゃあ早速案内してよ」

シノン「こっち」

この様な経緯でシノンに連れられてクルツは大型の武器店にやってきたのだが……。

クルツ「やっぱり高いな」

シノン「それ以前に初心者はいきなりスナイパーライフルなんて使わないんだけど」

やはりと言うべきかクルツが最初に手にしようとした武器は狙撃銃だった。別に他の銃が使えないわけではないが、出来れば狙撃銃が良かった。

クルツ「やっぱり地道に行かなきゃ無理か……」

クルツがスナイパーライフルのコーナーで考えることしばし。何かを思いついたように顔を上げた。

クルツ「君の銃貸してくれない」

シノンはその要求に愕然とした。

シノン「まさかあなたそのまま持ち逃げする気じゃ」

クルツ「しないしない。ただ少し借りるだけだから」

シノンは流石にこれは断りたかった。へカートを貸すつもりは毛頭無いがそれ以外の銃もそれぞれ思い入れがある。

しばらく考えた結果は、前に興味で買ってはみたものの使っていない銃を貸すことだった。これならば無くなってもさほど惜しくもない。それに、売りに出してもさほどの値は付かない。

クルツはそれを受け取るとどこか中レベル程度のフィールドに案内しろと行ってきたのだ。シノンなら問題なく行けるようなフィールドだが、初心者のクルツなどは真っ先にやられてしまうようなところだ。

シノン「本当に良いの? 下手に出ていったら倒されて終わりよ」

クルツ「そんな事はしないさ。ま、みてな」



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