過去ログ - 宗介「ウルズ7はこれよりGGOにダイブする」
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9: ◆kSJ7Pa2ibE[saga]
2014/12/28(日) 20:28:56.83 ID:jn9zWIu60
店内に入ってみると宗介は驚いた。なんと言ってもその銃器の量にだ。M4にHK416、AKシリーズに八九式まである。

宗介「こんなに品揃えが」

シノン「けっこう揃ってるでしょ。まあ、あなたの所持金だとそこまで高いもの買えないけど」

宗介「すぐに金が貯まるようなのは無いのか?」

シノン「そうね……無い事はないけどあまりおすすめしないわよ? それとも少しお金貸そうか?最近こっちにダイブしなから余り気にしなくて良いわよ」

宗介「いや、君には案内をして貰っている。これ以上迷惑をかけるわけにはいかない」

シノン「そうなると、あれぐらいしかないけど」

シノンが指示した先には少し空いたスペースに柵で仕切られたコースとその先に西部劇に出てくるような男と粗末な小屋が建てられていた。

宗介「あれは何だ?」

シノン「手前のゲートから入ってNPCガンマンの弾を避けながらどこまで近づけるかってゲーム。でもやめておいた方がいい」

宗介「何故だ?」

シノン「ガンマンの弾丸に被弾しちゃいけないんだけど、八メーター切った辺りから反則みたいな動きで早撃ちしてくるの」

宗介「そんなに大変なのか?」

シノン「私の知り合いが一回成功させたけど、それ以外成功させた所見たこと無い」

宗介「だが、弾を避けるだけなのだろ。簡単だ」

そう言って宗介は機械に手の平を置きゲームに参加した。

シノン「あなた、何やってるの!?あなたは初心者の素人なのよ」

宗介「見ておけ」

宗介はそのままゲートの中に入る。要するに一発も被弾しなければいいのだ。それにたかがゲーム。実銃を撃つこともないのでかなめに怒られることもない。

宗介「いくぞ!」

そのかけ声と共に宗介は走り出した。

初弾を難なくかわし敵に詰め寄る。

シノン「ウソッ!」

次弾も早々と回避。

実にたわいない。

そして宗介が八メートルを切ったときNPCは早撃ちをする。しかし、歴戦の傭兵である宗介にとってたかがコンピューターの射撃などほとんど素人同然だった。

そして最後あと少しという所でガンマンは予備の銃を放ってきた。

さすがの宗介も多少苦しんだがしかし、その程度である。

次の瞬間にはNPCガンマンに触れていた。

宗介「簡単じゃないか」

シノン「あ、あなたも予測線を予測したって言うの」

宗介「予測線?なんだそれは?」

宗介はそう言って不思議そうな顔をした。


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