過去ログ - 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 11】
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968: ◆3ZxXgUosIQ[saga]
2015/01/01(木) 11:05:02.18 ID:sCwTloft0

　――オマケ・ＢＯＳＳ　〜クリスマス編〜　――

凪「メリクリ！」

勝正「はぁ…メリークリスマス…結局、今年も彼女なしのイブか…」

政仁「ケーキは？　チキンは？　クリスマスプレゼントもねえし…どうなってんだよ、ちびっ子」

凪「ちびっ子言うなし。大体、ハワードが今日は何もしなくていいって言って…」

勝正「そう言えば今朝、夕食になったらと預かっていたものがあったな。持ってくる」

　ｺﾞｿｺﾞｿ

勝正「あった、この袋だ。中は…」ｶﾞｻｶﾞｻ

凪「何これ、クリスマスカード？」

政仁「英語で何書いてあるか分かんねえし…つかこれ、３枚とも、中身同じこと書いてねえ？」

勝正「和訳してやろう。なになに…『俺は言子と過ごすから、お前達は３人でケーキでもむさぼっていろ』…というところか…？」

凪「はあ！？　何だよ、それ！？」

勝正「冷蔵庫の野菜室にあるらしい」

　ｺﾞｿｺﾞｿ

凪「あ、ケーキ入ってる…。いつの間に」

勝正「折角だ、普通のメシを食べて、これをもらうとしよう」

凪「えー…チキン食べたい」

政仁「んで？　どんなケーキだよ？　いーち開けた」ﾊﾟｶｯ

ケーキ『ＭＥＲＲＹ　ＣＨＲＩＳＴＭＡＳ』

凪「この板チョコに書いてある英語、ヘタっぴじゃない？　ぐねぐねしてる」

政仁「てか、ケーキ自体、なーんかボロボロじゃね？　クリームの中身見えてるし」

勝正「あいつめ、さては金をケチったか…？」

　・

言子「メリークリスマス、お兄ちゃん。皆、今ごろ喜んでくれてるといいね」

ハワード「…ああ」

言子「お兄ちゃんがケーキを手作りして食べさせたい、だもんね。ひゅ〜」

ハワード「茶化すな。行くぞ、言子。クリスマスライブというもので歌うことになっている」

言子「うん、ありがとう、お兄ちゃん。だけど、お兄ちゃんがあんなに誰かのためにがんばるなんてね」

ハワード「ふんっ…………俺はあいつらのボスだからな。それに金を稼ぐというのは大変だ」

言子「そう言えば、バンドやってるなんてね。お兄ちゃんが唯一、危ないこと関係なしに仲良くしてもらってる人達だもんね。どんな人達なの？」

ハワード「…ただのバカどもだ。ボーカルのアホが熱を出して寝込んだらしい」

言子「かわいそうだね、クリスマスに熱出すなんて」

ハワード「その分、お前に俺の歌を聴かせてやれる。楽しみにしていろ」

　・

勝正「意外とうめーな、これ。案外、ハワードが自分で作っちゃったもんだったりして！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

凪「ハワードが？　……………ないでしょ〜」ｱﾊﾊﾊ

勝正「ああ、ないな。お前は本当にバカだな」ﾊｯﾊｯﾊｯ


　言子がハワードからもらったプレゼントはお高いアクセサリーだったとか――
　ハワードが本当に部下のためを想って作ったのか、経費削減のためなのかは、聖夜の謎となりましたとさ。



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