392: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 22:56:30.74 ID:bd0uItio0
魔王「君の口からナツァルの名前が出て、僕の感情は一気に高ぶった。目の前に彼が残した意志が現れたと悟ったのだから」
魔王「彼が守りたかったもの……君を守る事が、僕がここに在る意味へと変わったんだ」
天使「結局、私がナツァルという人の妹だから、魔王様は私を守っていたのですね……」
魔王「始めはそうだった。義務感さえ持っていた」
天使「……」
魔王「君と一緒に行動し、君と同じ景色を見て、一緒に笑って泣いて怒ってまた泣いて」
魔王「そうしている内に……アハハ、なんだろうな、僕の方が君に魅せられてしまっていたんだろうね」
天使「!」
魔王「剣を持つには甘すぎて、そして優しすぎる君を、心から護っていきたいと、僕の想いは形を変えた」
魔王「彼の妹だからじゃない。本当の、僕の気持ちを……今君に伝えるよ」
魔王「僕は君を愛している。一人の女性として、嘘偽りなく。今度こそ、僕の本当の言葉を君に届けたかった」
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