419: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:21:46.44 ID:bd0uItio0
……
「こんにちは、魔王様」
420: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:22:59.16 ID:bd0uItio0
側近「護衛隊長、警戒は解かないでください、魔王様が狙われたら面倒この上ないですから。ハァ、せめて剣もまともに振れるならこんな気を張らずに済むのですが」
天使「あ、あの、ちょっと大袈裟じゃないですか?」
421: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:23:27.70 ID:bd0uItio0
国王「……魔王、一つ話があるのだが」
魔王「話?私にですか?」
国王「耳をかせ」
422: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:24:03.22 ID:bd0uItio0
天使「こ、この方がですか?」
賢人「久しぶりだね、小さな魔人さん」
側近「……お久しぶりです」
423: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:25:01.68 ID:bd0uItio0
賢人「まぁいいさ、ゆっくりこのパーティを楽しんでいくといい。ウチの連中はあまりいい持て成しは出来ないだろうけどね」
側近「こちらも護衛があるのでそうも言っていられません。賢人様は護衛を付けていないようですが……」
賢人「こんな枯れた婆さんにそんなもの必要ないよ。欲しいのは人肌さね」
424: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:25:52.09 ID:bd0uItio0
賢人「さぁて、それはともかくとして。大局を見据えていても小さな綻びには気が付かなかったようだね、魔王の国の人達」
天使「え?」
オーク「……あッ!!」
425: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:26:45.53 ID:bd0uItio0
……
国王「たっはー!!やっぱこういう安酒が一番美味いわ!」
426: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:27:15.06 ID:bd0uItio0
ドワーフ「何 で ウ チ 来 て 飲 ん で る ん だ よ 馬 鹿 野 郎 共 !!」
国王「そう怒鳴るなよ」
427: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:27:59.36 ID:bd0uItio0
ドワーフ「ったく、隠れ蓑にしやがって……適当に時間を潰したら帰れ」
国王「へいへい」
魔王「忙しいところ申し訳ないね。僕達に回してくれる武器を作ってくれているのに」
428: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:28:57.10 ID:bd0uItio0
国王「しかし、アンタもよくやるな。貴族から領地を見事に乗っ取り、資金難も起こさずここまで来れるなんて」
魔王「その代り人員不足だよ。外から人を入れたいけれど、ウチの強みって言ったら鉱山くらいしかないからね。出稼ぎの来る人か偶然立ち寄った冒険者くらいしか入国しないし。他国から無理矢理技術者をスカウトするような度胸も無い」
国王「海を越えた貿易を広めてみろ、せっかくアンタの所も海があるんだ。海外から来る人の流れを操作してやるだけで安定した収入になるぞ」
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