431: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/01(木) 23:32:11.56 ID:bd0uItio0
国王「時期を見てさ、勇者育てる専門の学校とか作って、そこから優先していい就職場所に斡旋したりそのまま国の兵士になってもらったりして、上手く次の世代を回していけると思うんだ」
魔王「勇者を一つの目標とするか……うん、悪くないんじゃないかな!」
国王「ヘヘ……何だか俺の考えをこうやって聞いてくれる奴がいるってのは新鮮だな」
魔王「誰も聞いてくれないのかい?」
国王「真面目に取りあってくれるのは賢人様だけだ。ま、全部話し終わった後に小馬鹿にして終わるだけなんだがな」
魔王「君は、信頼して話ができる家臣や友人を傍には置いていないのかい?」
国王「友人ならそこにいるだろ、城を出て行っちまったけどな」
ドワーフ「……ふん」
国王「皆俺についてきた者達ではなく、家柄や役職で古くから王家に付き添った連中ばかり。上辺だけの関係だ」
国王「……そういう意味ではアンタが羨ましいよ。信頼できる人達で一緒に作った国なんだ、楽しかっただろうな」
魔王「全ての感情を共有出来たのは本当にありがたかったよ。そう思うと僕は恵まれているんだね」
国王「恵まれすぎだっての!どういうことかあの竜爺が味方についたんだからさ!」
魔王「竜爺を知っているのかい?」
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