458: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:10:29.23 ID:Y4a+9gmG0
魔王(しかし妙だ……彼らは何の目的があってこんな辺境の場所を襲った)
魔王(それに、正体不明の魔物の事も気になる。自分の国に生息している魔物くらいは僕も把握している。発見されていない新種が出た……と言うのなら話は別だが、その線もまず無いだろう)
魔王(あるいは外来種……?いや、だとしても正体くらい分かるはずだ)
459: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:11:13.47 ID:Y4a+9gmG0
魔王「随分衰弱している……だが自然死とは考えにくいが……ッ!!これは!?」
「―――!!!」
天使「ッ!離れてください!!"来たれ聖剣"!」
460: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:12:09.88 ID:Y4a+9gmG0
天使「フュリクと側近さんは我々と共に行動していたのでまず間違い無く関係は無い……ですよね?」
魔王「ああ、それは間違いない。彼女はこの力の使い方は知らないハズだ、それにもう僕らの種族は生き残りなんていない。最後の一人を手にかけたのもまたセピアだから……」
天使「だったら……」
461: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:12:37.65 ID:Y4a+9gmG0
魔王「ナツァル!!僕だ、フュリクだ!!近くに居るのなら出てきてくれ!!僕達は君の味方だ!!」
天使「兄さん、兄さん!!私ですナツィアです!!出てきてください!!私はここにいます!!」
462: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:13:05.62 ID:Y4a+9gmG0
少女「くぁ……クッ……」
魔王「女の子……?」
天使「ッ!!貴女は……」
463: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:13:31.46 ID:Y4a+9gmG0
少女「ごめん……なさい……もう……耳もあまり……聞こえな……」
天使「そんな……!回復魔法!今貴女を助けます!!」
魔王「ナツィア、まて。もうダメだ、これ以上は彼女を余計に苦しめるだけだ……この傷では助からない」
464: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:14:00.35 ID:Y4a+9gmG0
天使「そうです!必ず助けます!だから……だから……」
少女「……あの子……を」
魔王「ッ!まだ誰か居るのか!」
465: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:14:27.28 ID:Y4a+9gmG0
少女「……」
天使「せっかくまた会えたのに……こんな形になってしまうなんて」
少女「あの子を……」
466: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:14:54.83 ID:Y4a+9gmG0
魔王(……ここか!)
魔王「ッ!ベッドの下とは……身体くらいやはり鍛えておくべきだったな、この程度持ち上げるだけで疲れるとは」
「……」
467: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:15:22.21 ID:Y4a+9gmG0
天使「フュリク……」
魔王「……彼女は」
天使「……」
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