過去ログ - 魔王「天使がいた物語」
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474: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:21:38.08 ID:Y4a+9gmG0
天使「……」

天使(この子は……本当に兄さんなのでしょうか。いいえ、もうそうとしか考えられない)

天使(一緒に育った私が顔を見間違えるハズが無い。フュリクも同じ魂だと言っていた、ならそれで間違いない)
以下略



475: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:46:28.93 ID:Y4a+9gmG0
天使「あれから目を覚ましません。余程目の前で辛い事が起きたのでしょう、そのショックかもしれません」

魔王「側近とも話をしたが、聖剣が原因とも考えられないのかい?」

天使「ありえますが……今は何とも」
以下略



476: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:47:40.24 ID:Y4a+9gmG0
天使「天使の魂は輪廻転生に入らず、死した場合再び仕えるべき神の下に召集され、新たな生を受け復活を待ちます。本来ならその姿を変えて」

魔王「……言っちゃ悪いが、碌な制度じゃないね」

天使「コレは戦時中のみの話です。本来なら神とてこの世界の理に背く行為は許されません」
以下略



477: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:48:20.83 ID:Y4a+9gmG0
天使「……」

魔王「すまない、結果的にまた君を騙すことになってしまって」

天使「いえ、もういいんです。確かに兄が生きていた証を……そして、再び生まれ変わった兄に会えたのですから」
以下略



478: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:48:58.96 ID:Y4a+9gmG0
魔王「憶測だが……影はこの子が呼び出したものの可能性がある。何か危険を察知して咄嗟に」

天使「……あの家の周辺にだけ、その"影"と呼ばれるものに殺されたと思われる遺体があったそうですね」

魔王「事故とみるしかないよ。この子は何も知らないんだから」
以下略



479: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:50:21.33 ID:Y4a+9gmG0


魔王「彼らにとって影はかつて自分たちが始末したナツァルの残滓だ。存在していると分かれば彼らも放置は出来ないだろう」

魔王「僕らが影を操ることは知らないハズだ。セピアの両親も、協力関係にあったとはいえ自分たちの種族の特徴や力まではまず言わない」
以下略



480: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:50:47.46 ID:Y4a+9gmG0
魔王「本当に運が良かった。そしてとんでもない偶然が重なった」

天使「兄と勇者様が同時に見つかるとは思ってもみませんでした」

魔王「嬉しい誤算……とは言えないね」
以下略



481: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:51:19.36 ID:Y4a+9gmG0
「……ぅ」

魔王「ッ!気が付いたか!」

天使「大丈夫!?ボク?」
以下略



482: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:52:08.54 ID:Y4a+9gmG0
魔王「ボク、君のお母さんやお父さんはワケがあって今ここには来れないんだ。しばらく僕らと一緒にいる事になるけど、我慢できるかな?」

「……?」

天使「ああ、ちょっと分からなかったですね。ボク、お姉さん達と少しだけ一緒にいようか?ちゃんとみんなの所に連れて行ってあげるから……」
以下略



483: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:53:27.54 ID:Y4a+9gmG0
――――――
―――


魔王「……彼は?」
以下略



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