483: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:53:27.54 ID:Y4a+9gmG0
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魔王「……彼は?」
484: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:54:21.02 ID:Y4a+9gmG0
魔王「それと、彼を養子にするという話だけど……」
側近「ダメです。王である貴方が養子を取る事は、後々に置いて非常に面倒な事となります」
魔王「ハァ……王位継承は僕の血族では行わない事、彼には僕の死後王族としての遺産は分与しないという条件でもか?」
485: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:55:46.16 ID:Y4a+9gmG0
側近「例え勇者である事を加味しても……手元に置いておきたいというのは流石に無理があります」
側近「こんな場所にいても、遅かれ早かれ神兵に気が付かれる可能性もあります」
魔王「奴らがこの地を中心に動いているのは明白だ。確かに傍に置いておくのは危険だが……それでも!」
486: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:56:14.21 ID:Y4a+9gmG0
……
天使「秘儀!!瓦20枚割りィッ!!」
487: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:56:48.13 ID:Y4a+9gmG0
魔王「それはともかく、えっと……」
「……アキ」
魔王「ん?」
488: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:57:19.09 ID:Y4a+9gmG0
天使「それで魔王様、どうなさったのですか?」
魔王「いや、この子はもうここには置いておけなくなったからね」
天使「……」
489: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:58:58.22 ID:Y4a+9gmG0
側近「……」
竜爺「お主も部屋の中に入ればいいじゃろう。こんな扉の前で盗み聞きとは、関心せんぞ」
側近「私は子供と話すと大抵泣かれてしまうのでいいです。それに、私はあの子と特別接点がある訳ではないので」
490: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 00:59:46.09 ID:Y4a+9gmG0
魔王「ん、側近、竜爺、来ていたのか」
竜爺「む、バレたか。なにこっそりそこの子を泣かせてやろうと画策していたのだがな」
天使「子供相手に何しようとしていたんですか!?」
491: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 01:01:00.40 ID:Y4a+9gmG0
魔王「それより、彼を引き取ってくれそうな所、どうしようか」
竜爺「国内は避けた方がいい。出来るなら隣国のジストがいいだろう、あそこは天使の連中もそうそう踏み込めん」
天使「確かに大国ならば多少は安全だと思いますが、何故あそこを?」
492: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 01:02:11.46 ID:Y4a+9gmG0
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