492: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 01:02:11.46 ID:Y4a+9gmG0
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493: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 01:04:05.49 ID:Y4a+9gmG0
魔王「信用できる人は貴方しかいないんだ……だから!」
ドワーフ「そこまで言ってくれるのは嬉しいが、俺はそんな聖人でも無い。自分がいかに無茶を言っているか考えてみろ」
魔王「考えた結果がこれなんだ!だから……ん?アキ?」
494: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 01:04:48.92 ID:Y4a+9gmG0
ドワーフ「どうなんだ?もっと他に強そうなのが沢山飾ってるが、その剣が気に入ったのか?」
「うん」
ドワーフ「……そいつはただの何もない短剣だ。だが、他人の命を簡単に奪う事が出来る」
495: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 01:06:45.92 ID:Y4a+9gmG0
「この剣はほかのとはちがって……あったかい」
「だから、何もころせない」
魔王「アキ、君は……」
496: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 01:07:24.06 ID:Y4a+9gmG0
魔王「それで、ドワーフさん」
ドワーフ「快くとは言わんが、しばらくウチで預かってやってもいい。興味が湧いた」
魔王「……お願いします」
497: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 01:08:02.46 ID:Y4a+9gmG0
「……魔王……様」
魔王「大丈夫、僕はずっと君の味方だ。何があったって、君がどんな道を進もうとしても、僕はずっと……君の傍に居るよ」
「……はい」
498: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 01:08:34.94 ID:Y4a+9gmG0
……
側近「もうよろしいのですか?」
499: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 01:09:21.96 ID:Y4a+9gmG0
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オーク「報告は以上だ。中々上手くはいかないな、連中さん見つかりやしない」
500: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 01:10:22.73 ID:Y4a+9gmG0
側近「まだあの子供に拘るか……彼が貴方の意志を継ぐとでも?」
魔王「そう、今の僕達とは違う道で彼は統一を目指してほしいと思っている。なんたって、世界を救う未来の勇者なんだから」
側近「納得が出来ないですね。私は貴方が成し遂げるのを見る為についてきていたのに」
501: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 01:13:54.22 ID:Y4a+9gmG0
側近「しかし後継か……ふむ、このままでは埒があきませんね。手っ取り早く子孫を10人くらい作っちゃいましょう」
魔王「話飛んだよ!?何でいきなりそんなことを言い出した!?言え!?」
側近「いついかなる時も血を絶やさぬために王は女性を囲い込むそうです。そしてその子供たちと母による王位争奪の血みどろの戦い……ッ!」
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