過去ログ - 魔王「天使がいた物語」
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509: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 01:19:41.06 ID:Y4a+9gmG0
魔王「ああ……こ、こんな時ってどんな反応をしていいのやら」

「素直にお喜びになられるのがよろしいかと」

魔王「そうだ、そうだよ。僕に子供が出来たんだ、喜ばなきゃおかしいよね、えっと……」
以下略



510: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 01:20:19.48 ID:Y4a+9gmG0
オーク「噂をすれば影って言うが……まさかこのタイミングとはな」

側近「仕込んだのはパーティ前くらいでしょうか。まったく、お盛んな事で」

オーク「お前もっと他にいう事は無いのかよ……」
以下略



511: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 01:20:52.34 ID:Y4a+9gmG0
……ああ、やっと君が産まれるんだね

僕の大切な子

僕の一番大切な子
以下略



512: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 01:21:19.44 ID:Y4a+9gmG0
――――――
―――



以下略



513: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 01:22:08.92 ID:Y4a+9gmG0
オーク「こっちは始めの襲撃の時の奴ら。付き合いこそ短かったが志を同じにした奴らだ、この地上じゃ身内もいないから、こうして誰かが墓の面倒見てやらなきゃいけないだろ」

オーク「で、あっちは前の襲撃で犠牲になったウチの城から派遣されてた自警団の奴ら。こっちは仲が良かったな」

天使「……引き金を引いたのは、私なのですね」
以下略



514: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 01:22:50.52 ID:Y4a+9gmG0
天使「兄さんの墓参りを」

オーク「……封印は見つかっていないが、もう死んだって事でいいのか?」

天使「……もう望みも無いかと。ですからこうして、形だけでもと思ったのです」
以下略



515: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 01:23:35.31 ID:Y4a+9gmG0
天使「よっこいせっと、それじゃあ今度はこっちの方のお墓に……結構離れてるから不便ですよねー」

オーク「ん?そっから先は無名の墓だが……」

天使「あ、いえ、こっちも形だけなんですけどせめて報われるようにーと思いまして」
以下略



516: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 01:24:15.87 ID:Y4a+9gmG0
オーク「ここも管理人でも設けるかな。もう俺の手だけじゃ回らなくなってきやがった」

天使「そうですね。求人でも出して見ましょうか、お墓に理解のある方って触れ込みで」

オーク「なんか妙だがまぁそれでいいか……さて、帰りましょう。今の時期の風は冷たい、体に障るぞ」
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517: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 01:24:55.87 ID:Y4a+9gmG0
天使「……」

天使(兄さん、私に子供が出来ました。貴方と共に同じ夢を見たフュリクの子です)

天使(私は今、とても幸せです。夫がいて、気のいいお兄さんみたいな人がいて、お爺ちゃんがいて……気難しい友人がいて)
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518: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 01:25:41.36 ID:Y4a+9gmG0
……


魔王「んー、いや違うな。これでも無い、いやしかしこれでも無い」

以下略



519: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2015/01/02(金) 01:26:30.35 ID:Y4a+9gmG0
魔王「何かいい案は無いかな?僕だと凄い名前になってしまいそうだよ」

側近「私によく分からないセピアメイズと名前を付けるくらいですからね。例えば候補としては?」

魔王「ハァンヒーター。温かそうな名前だろ?そう、まるで春を連想させるような……」
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