過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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16:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 18:17:25.74 ID:gIGEqEoto



………

そして、翌日、日曜日。
俺は以前から予定されていた、親族ぐるみの行事によって、妹ともども、丸一日を忙殺された。
全ての用事を終え、家族揃って家に着いたのが二十三時。古泉や長門に連絡を取る暇など、ありもしない。

「ま、いいか……どうせ明日会うんだ」

制服を着たままでベッドに寝転がり、天井を見つめながら呟く。
一昨日ほどではないが、俺は十分に疲労していた。このまま眠ってしまうのも良いかもしれない。
そう考えたあとで、俺は昨晩とその前の晩、あるはずのない時間を体験してきたということを思い出す。
今夜も、あの時間は訪れるのだろうか?

「寝てりゃ、関係ないだろ……」

すこし考えた後、俺はそう呟いた。
思えば一昨日、俺は突如訪れた寒さによって目を覚ましたことで、自分が、あの謎の時間の中にいることを認識した。
もしも俺が、あの時間帯を眠りの中で過ごしたとしたら、あんな奇妙奇天烈な現象が起こっていた事自体、俺は知らずにすごせていたはずなのだ。
幸いというべきか、昨日、一昨日と、あの時間の中で、俺に危害を加えるような存在と対峙した覚えはない。
―――あの、謎の男については、まだ何ともいえないのが現状だが。

とにかく、俺は寝る。ああ、寝てやるとも。
幸い、昨日必死に取り組んだおかげで、宿題は残っていなかった。
昨夜、俺はあの冷たい時間が訪れるより前に、鞄の中に詰め込まれたノートを、手前から順にクリアしていった。
現国から始まり、英語、世界史、そして―――


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