過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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248:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 21:35:27.35 ID:t8V4LTxho



………


「やあ、王子様」

……俺は夢でも見ているのだろうか。

土曜の朝。俺が待ち合わせ場所を訪れると、そこにはただ一人、古泉の姿があるだけだった。
いつもなら、俺より先に、間違いなく四人全員がそろっているはずなのに。

「珍しいこともあるものですね。もっとも、あれほど珍しい経験のあとでは、それも霞むというものでしょうか」

遠足帰りのような笑顔を浮かべつつ、俺に向けてウーロン茶のペットボトルを差し出す古泉。

「貴重な経験が出来たと、今だからこそ思えますが」

「俺は今からでも、俺の中でなかったことに出来るなら、そうしたいな」

「相変わらずですね。うらやましい役回りを担っておきながら」

「俺にゃ、荷が重過ぎたよ」

「いえいえ、ご立派でしたよ。最後の一言など、僕までもがときめいてしまうほどでした」

やめてくれ。いつの間に氷結魔法を習得したんだ。リアルに背筋がブルッてなったぞ、今。
まあ―――しかし。こいつは、終始俺たちのために動き回ってくれたわけだからな。
気持ち悪い、という一言は、吐かずにおいてやる。武士の情けってやつだ。


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