過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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35:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 18:58:30.80 ID:gIGEqEoto

「そうなりますね。影時間を発生させているエネルギーの正体はわかりませんが、それも涼宮さんの力によって発生したものなのではないかと予想されています。
 何しろ、力学上で発見されていない新しいエネルギーが、いきなり三日前に現れて、時系列に異常を発生させているわけですから。
 以前のカマドウマではありませんが、彼女の力は時々、彼女の意思とは別のところで、とんでもない事態を引き起こすことが少なくありません」

「……やれやれだな」

ため息混じりにそうつぶやき、俺は残りのゼリーをすべて喉に流し込んだ。
糖分が、披露した肉体に染みてゆく。

「……で、『ペルソナ』についてはどうなんだ。あれにも説明が付いてるのか」

「ラテン語で、仮面を意味します」

「殴るぞ」

「失礼。影時間と人間の精神が同調した、その際に発生する、エネルギーの爆発のようなものです」

爆発。
頭の中で、ステレオタイプなキノコ雲が思い浮かぶ。

「あなたや僕のような適正者が、影時間の中にいる間、その精神と影時間は、常に重なりあった状態にあります。
 その状況下で、適正者の精神に、激昂や恐怖といった高ぶりが発生すると、影時間のエネルギーと、適正者の精神力が呼応し、融合し、ビジョンが発生する。
 そのビジョンは、適正者の意思によって動かすことができる……それが、『ペルソナ』の正体です。」

「……その、影時間のエネルギーとやらの存在が明らかになったら、えらいことになりそうだな」

「かもしれませんね。これまでに見つけることのできなかった位置に、新しい恒星を発見したようなものです。
 長門さん曰くですが、今の科学力をもってすれば、彼女が僕にしたように、人工的に影時間への適正を付加することは可能だろうということですよ。
 もちろん、今すぐにとは行きませんが。十年もあれば、決して不可能ではないそうです」


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