過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 19:45:33.32 ID:gIGEqEoto
ふと、自分を取り巻く空気に、普段以上の冷たさを覚え、俺は辺りを見回した。時を同じくして、古泉の動きが止まる。
「これは……」
古泉が、何かに気づいたようにそう呟く。それと同時に、古泉の顔面を、白い息がぼやけさせた。
わずかに遅れて、俺も気づく。俺たちを捕縛しようと畝っていた糸の動きが、止まっているのだ。
まるで、凍りついたかのように。
ピシッ。足元から、そんな音がして、俺は左足に視線を注ぐ……その左足を、わずかに動かそうと試みる。
すると、パキン。と、尖った音を立てながら、足首に巻きついていた糸の束が―――中程から『割れ』た。
顔を見合わせる、俺と古泉。
『突き当たりを、右に曲がって』
頭の中で、どこかで聞いたような声がする。あまり馴染み深いわけではないのに、絶対に忘れようのない、その凛とした声。
その持ち主を、俺は知っている。
『早くして、本体は視聴覚室にいるわ』
―――どうやら、俺の『あまり喜ばしくない予測』は、的中したらしい。
「……ダンテ!」
羽ペンの先端を、右足を包む、凍りついた黒い糸に突き立てると、驚く程容易に、糸の束に亀裂が入った。右足を振り上げ、まとわりつく冷たい感触を振り払う。
「急ぐぞ!」
無言で頷き、床から伸びた糸の群れを蹴り払う古泉。冷たい空気の中、進行方向を確認すると、俺たちは駆け出した。
目指すは、視聴覚室。
脳裏に響いた声に従い、丁字路を右に折れると、あたりの空気が替わった。
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