過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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70:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 21:10:36.48 ID:gIGEqEoto

「お前、どこでその名前を!?」

「いや、これさ」

と、男が見せたのは―――零時計だ。そういえば、古泉が休憩に入る前に受け取ってから、ずっと右手に持っていたんだった。こいつも、俺と一緒に、空間の歪に巻き込まれたのか。失くさなかったのが奇跡だ。

「ほら、蓋の裏に。これ、お前の名前っしょ?」

パカ。と、開いた裏に、丸文字で記された、『キョンくん』の五文字。

……妹ォ―――――――――――――ッ!

「あのバカやろう! ……げっ、油性!?」

「いやいや、持ち物に名前書くのは基本っしょ。俺もホラ、帽子にちゃんと」

「これは名前じゃねえ、あだ名だっ! 徒となる名と書いて、あだ名だ―――っ!」

爆笑する伊織順平。
なぜ俺は、謎の迷宮の深奥で、初顔合わせのペルソナ戦士と漫才を繰り広げているのか。

「ま、とにかく俺っちの活躍で、キョン君がシャドウの餌になっちゃうことが無くてよかったじゃん? ぶっちゃけ俺も心ぼそかったトコだし、どうよ? 協力しねえ?」

誘いを断る理由はない。むしろお願いしたいくらいだ。

「つか、なんかここおかしいっしょ。一時間経ってるはずなのに、影時間終わんねえのもそうだし」

なるほど、この伊織とその仲間たちもまた、このエンドレス影時間の罠にはまってしまった身というわけだ。
俺は記憶している限りで、今、俺たちの置かれている状況を、大雑把に説明した。


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