過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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76:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 21:21:47.09 ID:gIGEqEoto

「ああ、そうだ。長門とも連絡が取れるかもしれん」

「マジ?」

「その前に、あいつよ」

朝倉が、上空を睨みつけながら言う。
その視線の先を見上げると、もはや空が見えなくなるほどまで降下してきている、磔の巨人。

「『ハングドマン』……こいつ、前と同じなら」

伊織が何かを言いかけた瞬間。磔の巨人が、身を捩りながら吼えた。すると、どうだろうか。中庭の大地の一部に、黒い渦のようなものが発生し―――渦の中から、一体の巨大な石像が現れた。
全長は三メートル程だろうか。上空の巨人のものと、同じデザインの仮面を被っている。

「やっぱ、前と同じ……え、でも、なんかデカくね?」

伊織が、目を丸くしながら呟く。
石像は……ぐるりと周囲を見回し、やがて、俺たちの姿を捉えると、緩慢な動作で、こちらへと歩いて来た。

「石像を倒してください。あいつが落ちてくるのは、その後です」

と、天田少年は、懐から、何やらオートマーチック型の拳銃を取り出し、それを自分の胸に当ててかがみこんだ。

「いきます……『カーラ・ネミ』!」

拳銃が音を立てると同時に、天田を青い光が包み込む。
天田が召喚したのは、小柄な本体と対照的に、高さが二メートルほどもあり、プラネタリウムの映写機を彷彿とさせる、ロボットのような姿のペルソナだった。
そのペルソナの外殻から、バチバチと弾けるような音が発せられ、次の瞬間、光速の電流が、影時間の大気の中を疾走した。
しかし、それを受け、石像がダメージを受けた様子はない。何しろ、石だもんな。


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