過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
↓
1-
覧
板
20
82
:
名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 21:33:03.91 ID:gIGEqEoto
「うおっ、マジで!?」
ゴオオ。と、音を立て、落下速度を速めてきたシャドウを前に、伊織が叫ぶ。
もはや自由落下の速度で、中庭の大気を震わせながら、降りてくる……落ちてくるシャドウ。たとえ韋駄天のごとく疾走したとしても、シャドウが着地するより早く、迷宮内に避難するには、時間が足りないだろう。それぐらい、シャドウの体は、地上に近い位置にあった。
「―――!」
何かを叫ぶ。逃げろ、だったか、散れ、だったかわからない。しかし、俺たちはもはや詰んでいた。将棋やチェスでいうところの詰みに嵌っていた。もし、この状況を打開する手段があるとしたら、一つだ。
目前に迫るシャドウが、俺たちの体にのしかかってくる前に、ぶっ倒し、黒い霧へと変えてしまうこと、だ―――そんなことが、果たして可能なのか?
可能なのか? じゃ、ない。
やらなきゃ死ぬんだ。
だったら、やるしかないだろうが。
―――我が手を取れ……
「……ペルソナァ―――!」
青白い、ペルソナの光とともに。俺の体から、何かが放たれた―――視界に写りこんでくる、人型のビジョン。
緑がかった光を放つ、黒いタトゥーに身を包んだ、その姿。
―――『地母の晩餐』
脳裏に、何者かの声がよぎった。
そして―――大地が、割れた。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
261Res/374.00 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1420016403/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice