過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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名無しNIPPER
[saga]
2014/12/31(水) 21:43:57.25 ID:gIGEqEoto
妹。
長門は、無事だとは言ってくれたようだが、安心することなど出来はしない。いつ、シャドウに遭遇し、精神力が尽きても、おかしくはない状態なのだ。
さっさと見つけてやらんと、俺は後々、とんでもなく後悔する羽目になっちまうかも知れない。そんなのは御免だ。
「山岸さん、すみませんが、俺は妹の方を助けに行きます」
「はい、そうしてあげてください。えっと、私が案内できるのは、同時に二チームまでですから、皆さんに三人づつに分かれてもらって、このメモにあるエリアに向かってもらいます」
「彼には本棟へ向かってもらうとして、残りのチーム分けは、どのようにしたしましょう?」と、古泉。
「ええと、順平君たちと古泉さんたちとで、レベルの差が多少ありますから……あっ、す、すいません」
「いえ、御気になさらず」
可愛いなこの人。
「では、本層へ向かってもらうのが、キョン君、天田君、朝倉さん。部室棟へ向かっていただくのが、順平君、古泉さん、コロちゃんでよろしいですか?」
断る理由もない。俺は副団長を笑顔で送り出し、天田少年を迎えた。
「改めて、よろしくお願いします、えーっと、キョンさん」
すっと、細い手が差し出される。よく出来た少年だ。うちの妹と大して年齢も変わらないであろうに、この差は一体何と言うのだろうか。似通ったところがあるとしたら、俺を本名で呼ばないことくらいだ。
簡単に握手を交わし、目の前に聳え立つ迷宮……タルタロスの塔を見上げる。
この迷宮のどこかに、妹が居る。その無事を祈りながら、俺は昇降口のガラス戸へと手をかけた。
………
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