過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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96:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 21:49:24.26 ID:gIGEqEoto
妖精。これまた聴きなれない言葉が、妹の口から飛び出す。またなにやらの専門用語か。心当たりはないか、と、天田の顔を見ると、自分も知らないといった風に首を横に振った。

「死神ならうろついてましたけど、妖精なんて知らないです」

「ピンクで空飛ぶ妖精さんなんだよ。お金があれば回復してくれるって言うから、お家から持ってきたお小遣いで治してもらったの。ちょっと足りないけど、特別にって。それに、アイスもくれたんだよ」

ピンクで空を飛び、金と引き換えに回復をしてくれて、アイスを振舞う妖精さんとな。
……ダメだ、想像できん。
ま、とにかく無事でよかった。まったく、俺の妹とは思えん逞しさだな、お前は。

「そっちのお兄さんは、キョンくんのお友達?」

「はい。天田乾って言います。お兄さんの協力者、ですかね」

声に振り返ると、我が妹が天田君の顔を見上げ、小首をかしげていた。妹よ、驚け、その少年はお前と同い年だ。

『あっ、よかった、合流できたんですね?』

降り注ぐ、山岸さんの声。

「はい、無事合流できました……えーっと、俺たち、この後、どうしましょうか?」

『私のペルソナで、皆さんを中庭まで帰還させられます』

なんとハイテクな。

「一度戻るのがいいでしょうね。私たちも、いい加減疲れてきてるし」

妹の頭を撫でながら、朝倉が言う。反対する理由もないな。


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