過去ログ - 凛「アーチャーと・・・・セイバー?じゃないわね」
1- 20
82: ◆L8CHahzBS23b[sage]
2015/01/25(日) 15:56:02.11 ID:+aj9TT+Q0
「これがサーヴァント同士の戦い・・・」

アーチャーとランサー、両者の戦いをその目で見た凛はその圧倒的光景に息をのむ。
幾度となくぶつかり合う剣と槍。両手の夫婦剣が破壊される度にアーチャーは同様の剣を召喚し、ランサーは反撃を許さず攻め続ける。
・・・どれ程その攻防を続けてだろうか、不意にランサーは攻め手を緩めアーチャーと距離を取る。

「27、これだけ壊してまだあるか」

「まだまだあるぞ、私の剣は決して尽きる事は無いからな」

「けっ、ならその剣ごとお前を葬り去りだけだ!」

ランサーは真紅の長槍を構え直しその矛先に魔翌力を集中させる。
槍から漏れ出す禍々しい魔翌力が赤い光となり辺り一帯を包み込んでいく。

「おい、何かヤバそうだぞ」

「だ、大丈夫よアーチャーなら」

その異常な雰囲気に危機を感じたラグナは剣を手に加戦しようかと考えたが動き出す前に凛は止められてしまう。
アーチャーは宝具から放たれる魔翌力を見ても動揺せずに剣を構え、真正面から迎撃しようとしている。
凛はアーチャーの余裕を感じる態度に何か対策があるのだと考えラグナを止めたのだった。

「っ!誰だ!!」

今にも宝具が解放されようとしたその瞬間、ランサーは魔翌力を霧散させ校庭の端の方へと声を荒げる。
振り返った凛とラグナは慌ててその場から走り去っていく人影を見つけた。

「まだ生徒が・・・ってランサーは!?」

生徒に気を取られている一瞬の内にランサーはその場から姿を消していた。

「恐らくさっきの人影を追ったのだろう、目撃者の排除は最優先事項だからな」

「っ!追ってアーチャー、私もすぐに追いつくから!」

アーチャーは無言で霊体化するとランサーを追っていく。
凛とラグナは先程生徒が走り去っていった校舎へと走っていく。

「おいリン!目撃者の排除ってどう言う事だ!?」

「魔術ってのは秘匿するもので目撃者は消すのがルールなのよ!」

校舎の階段を駆け上りながらラグナが問うと凛は答える。
凛はそのルールが嫌いだった、だからずっと気を付けて来たと言うのにこの失態だ。
闘いに集中し過ぎたあまりに人払いの結界を張り損ねた自分のうっかりに腹が立つ。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
84Res/52.11 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice