9:名無しNIPPER[sage]
2014/12/31(水) 20:27:40.98 ID:KvG+T8iK0
目が覚めると、見知った天井だった。
ヤニの臭いは消え、代わりに珈琲の匂いが事務所には漂っていた。
照明も付いていることからもう日は沈んでしまったのか。
橙子が帰ってきたのかと思い、私は起き上がる。
本気でアイツ私と年越す気じゃないだろうな。そんなのだったら最低な年越しだ。
まだ鮮花とにらみ合いをしていた方がいささか有意義だ。
「おはよう式」
そんな事を思っていると随分と聞きなれた声が私の耳に飛び込んでくる。
珈琲を飲みながら、橙子の机の前にあるソファに座っていた。
いつも通り黒色で固まっているような服装だった。
眠気眼だった私は一気に目が覚めてしまった。
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