過去ログ - 【安価】白の勇者「あがいたその先に」【DOD世界】
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17:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 19:33:32.12 ID:fYIbUt5do


──────── 【……勇者じゃなくなった時、貴様はどうするのだ?】



人型の白い光は、静かに『彼』の隣に歩みを進めてから語りかけた。

『彼』は白髪が風に揺れているのを、どこかぼーっとした様子で目で追いながら笑う。


白の勇者「そうだね」

白の勇者「勇者でなくなったなら、今度はこの力をもっと別の事に使いたいな」

白の勇者「もう一度、今まで歩いてきた地を訪ねて、今度はもっと人の役に立ちたい」

白の勇者「勇者なんて大それた存在じゃなくていい、僕は」


──────── 【期待、しているのだがな】


白の勇者「期待?」


──────── 【人間の契約者は、 確か劣等感や負の感情が強いほど力が強まると聞く】

──────── 【随分前に古い書で読んだ……うろ覚えだが、優れた契約者とはそれだけ心の闇が深く、契約したことによりそれが増幅すると】


彼等の前にそびえ立つ巨塔。

それに手を伸ばし、誘うかのように『彼』を天使は顔を向けた。


──────── 【今の貴様は、果たして優れた契約者であり、私が認めたこの世界を共に生きるに相応しい相手か】

──────── 【この塔の上で迎える一つの結末次第で、私は貴様を再び見定める事になる】

──────── 【故に、期待しているのだ】


白の勇者「……僕が君に相応しい相手になったか、って?」


──────── 【さぁ、どうだろうな】


白の勇者「…………あはは、なんだそりゃ」



【『その後に関する事』と『友好的』な台詞により、初期戦闘ステータスが変更されました】





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