4: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/12/31(水) 22:08:14.66 ID:Wnd2tYxY0
通りに面したお店から漂うこの香りに、そして運動後の、ともすれば今日何も食べていない身体には抗うことは出来ず、匂いに誘われるまま気づくと扉を開いていた。
店員「イラッシャイマセ」
5: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/12/31(水) 22:09:08.91 ID:Wnd2tYxY0
備え付けのメニューを見ると、どうやらランチセットメニューがあるようだった。
カレーと言えばインドというイメージだが、この店はネパールカレーのお店みたいで、たまたま選んだ店ではあるが思いがけない出会いは嬉しくなる。
ランチセットメニューはAからDまであり、Aは順に値段が上がっていっているようだ。
6: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/12/31(水) 22:10:48.04 ID:Wnd2tYxY0
店員「ハイ、ナニニシマスカ」
真「このBセットを一つ。辛さは中辛で」
7: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/12/31(水) 22:12:04.13 ID:Wnd2tYxY0
ちなみにAセットはシンプルにカレーとナンかライスとサラダのセット。
Bセットはそれにラッシーが付く。
真「このパパダってなんだろう……?」
8: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/12/31(水) 22:12:39.64 ID:Wnd2tYxY0
料理が来るのを待っていると、店員さんが陶製のカップを持ってきた。
店員「サービスノスープデス」
9: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/12/31(水) 22:13:21.50 ID:Wnd2tYxY0
暫くスープを楽しんでいると、サラダが運ばれてきた。
箸は無いのでフォークでサラダをつつく。
黄色いドレッシングのようなものがかかっており、カレーの味がするのかとおもいきやそうでもなく、何だか不思議なドレッシングだった。
10: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/12/31(水) 22:13:54.88 ID:Wnd2tYxY0
両手を合わせ、スプーンを親指と人差し指の間に挟んでから
「いただきます」
11: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/12/31(水) 22:14:22.18 ID:Wnd2tYxY0
真「はぐっ……んむっ……んっ!?」
美味しい。
カレーとの相性がいいのもさることながら、単純にナンだけで美味しいのだ。
12: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/12/31(水) 22:14:51.30 ID:Wnd2tYxY0
思い当たるフシとしては、パパダと呼ばれる物だが。
とりあえず手に取ってみる。
特に匂いはなく、少し力を入れるとすぐに割れてしまった。
見た目以上に脆いようだ。
13: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/12/31(水) 22:15:29.85 ID:Wnd2tYxY0
濃い味同士だからカレーとは合わないけど、サラダを乗せて食べたら意外なくらいに良く合った。
真「はぐっ……んぐんぐ……はぁ」
14: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/12/31(水) 22:15:58.52 ID:Wnd2tYxY0
さて、ここで箸を、もといスプーンをカレーに戻す。
ポークカレーなので、ルーの中にゴロゴロとした豚肉が入っている。
よく見ると、細長い野菜のような物の姿も。
気になってすくって食べてみる。
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