11:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 10:05:06.74 ID:unI/WHlB0
数年前
彼、キョン は中学から下校中だった。彼には恋人も友達も話し合う相手も家族すら居なかった。
そんな彼は十三歳という若さで人生に絶望していた。
家族は幼い頃に亡くなり他の親族も次々に亡くなっていった。
その事が原因でイジメが始まり、今でも続いている。つまり彼は毎日一人なのだ。
そんな時、声が聞こえた。美しい女の声だった。
「辛いの?」
「辛い」
「さみしいの?」
「さみしい」
「それじゃあ、死んじゃったほうが楽なんじゃない?」
「そうなのか?」
「そうだよ。でもその前に私が慰めてあげる。さあこっちにおいで•••」
女の声がそう囁くと、彼の足は止まった。俯いていた顔を上げると
そこは 日常生活では見ることのできない世界が広がっているが、キョンはそんな事を気にしてはおらずただ言葉では表せないないほどの険しい顔をしていた。
キョン「お前に•••どこの誰だか知らないお前に、俺の何がわかるってんだ!」
キョンがそう怒鳴ると、おかしな空間が消え女の声も聞こえなくなった。
気がつくとそこは元の道に戻っていた。そしてどこからかまた、声が聞こえた。
キュウべぇ「まさか、ただの人間が魔女を追い払うなんて思ってもいなかったよ」
声のするほうを向くとそこには、白い猫の様な動物が居た。
キュウべぇ「やあ、僕はキュウべぇ。君はとても興味深い、しばらく君と一緒に居ても良いかい?」
こうしてキョンとキュウべぇが出会い魔法少年キョンが誕生したのだ。
ーENDー
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