11: ◆jPpg5.obl6[saga]
2015/01/01(木) 03:46:19.61 ID:1sGpozIX0
エミリー「〜♪」
エミリー(あれ?大きな鳥……でもこの音……)
エミリー(魔王のトリだ……!)
エミリー(隠れないと!)
空気を斬る音。謎のうめき声をあげてタタタタと言う音が聞こえる。
エミリー(……いなくなったよね……?)
エミリー(4枚の羽。今の……トンボかな)
エミリー「良し!では再び王都へ!おー!」
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エミリー(すごい人混み……!)
エミリー(あわわ!)
エミリー(真っ直ぐ行けばいいだよね!お城はすぐそこだ!)
門番「あなたは?」
エミリー「えーと……これでいいですか?」
門番「……はい。エミリー・ハートさん。どうぞ。」
エミリー(緊張するなぁ……)
エミリー(中は綺麗だね。私もこんなところ住めたら……)
王「ようこそ。エミリー・ハート殿。遠方はるばるご苦労である。」
エミリー「そ、そんなこと……」
王「では要件は……」
エミリー「お断りします!だって私はただ暮らしたいんです!罪人でもないですし!」
王「……勇者は国民を、それどころか魔王を倒す存在じゃ。それを断ると言うのか?」
エミリー「……はい。」
王「そうか……いきなりで混乱したのかもしれぬ。今夜は泊っていきなさい。」
エミリー「でも……それじゃ……おばあちゃんが……」
王「そうか。では送っていくとしよう。決めるのは1週間までじゃ。よいな?」
エミリー「だとしても変わりませんよ。」
兵士「では案内しよう。こちらへ。こちらへ。」
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